秋深まる10月末、愛知県設楽町にあるマスの管理釣り場「戸神の池」に行きました。
私は普段海釣りばかりをしていますが、友人の誘いもあり管釣りに挑戦をしてみました。たまには渓流の森の中で釣りをするのもいいものですね。
森に囲まれた広い池で多彩なマスを狙える釣り場
戸神の池は完全な山の中にあり、静かな自然の中でマス釣りができます。もっと川のような場所をイメージしていましたが、大きな池が作られています。スペースは十分に広いので、フライキャスティングの練習にもよさそう。
水深は深い所でも3メートル程でしょうか。偏光グラスで見てみると、多数のニジマスが泳いでいる。私自身管釣りは2度目ですが、海とはまた違った雰囲気でワクワクしますね。
海釣りタックルを応用して管釣りでマスを狙う
私は管釣り用のタックルは持ち合わせていなかったため、普段海で使っているメバリング用のタックルを使いました。アジング用などライトタックルを持っていれば、使うのは小型のスプーンやプラグなので応用できますね。海と違って飛距離もそれほど必要ないです。
私のタックルは、リールがダイワ月下美人2004、ロッドが月下美人76L-Tのモデル。ラインはナイロン3.5lbを巻いており、十分50センチクラスの大型マスにも対処できる強度です。
感度的な面や釣趣を考えれば管釣り専用タックルなのでしょうが、あくまで手軽に釣りを楽しむという点でアレコレ応用して釣りを楽しむ派です。
マイクロスプーン+フェザージグで口を使わせる
今回使用したルアーは、0.5g以下のマイクロスプーンと友人の自作のフェザージグ。戸神の池ではフェザージグの使用はOKとのことでした。
池に降り立ってみると、すでにフライを投げ込んでいる人、スプーンをひたすら投げている人と思い思いに釣りをしている人が見られます。
ただ、管釣りというイメージ程釣れていません。朝一番ですが、思ったよりも魚はスレていて口を使わない様子。これは渋そうだと思ったので、まずはフェザージグを投げて様子を見てみます。
キャストしているとチェイスはしてくるものの食わない。コンッとアタリも感じるものの上手く掛けられません。この釣れそうなのに釣れない感じがワクワクするんですよね。なんとか攻略してやろうという気持ちになります。
ここで何度かキャストしていると、表層付近でバイトが集中し、かつ早めに巻いたほうがアタリが多いことに気づきます。ゆっくり巻いているとルアーを見切られてしまっているようでした。
着水と同時に水面下を滑らせるように攻めていると、開始30分ほどでようやく1匹目をキャッチできました。
30センチクラスのアベレージサイズのニジマス。塩焼きにしたら美味しそうですが、今回はすべてリリース。※戸神の池では35センチ以下を8匹までキープできます。
ヒットパターンを見つけた後は、場所を少しづつ移動しては連続でヒット。飽きない程度に30センチクラスのニジマスがヒットしてきます。
良型のレインボー+ブラウントラウトの引きは面白い
ここで大型のニジマスを狙ってみようと思い池の中を見ていると、大型は底の方を泳いでいてあまり表層は意識していない様子。
ルアーをマイクロスプーンに変更して、フォールさせつつ中層以下を攻めていると、ガツガツッと咥えるアタリが!軽く合わせると一回り大きなサイズのニジマスがドラグを鳴らせて楽しませてくれました。
今度は再びフェザージグに変え、狙うレンジを中層にして沈めていくとひったくる様なアタリ。ニジマスとは少し異なる良い引きを堪能して上がってきたのはブラントラウトでした。
ニジマスとは少し違った獰猛さを感じさせる顔つきがいいですね。ブラウントラウトを釣るのは人生で初だったりするので興奮しました。
ヒットパターンの変化を見つけて釣果を伸ばす
楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけばもう昼12時近い。太陽も上がって森の中も照らし始めると、表層でのアタリはパタッとなくなってしまいました。
ここで狙いを完全に底に定めて、底スレスレをゆっくりとスローリトリーブしてくると再び良型のニジマスがヒット!スタミナこそありませんでしたが、一瞬ドラグに手が行くほどの突っ込みを見せてくれました。
その後は順調に小型のニジマスを釣り続けて、なんとか20匹以上は釣り上げることができました。管釣り2度目としては良い感じではないでしょうか。
周りの釣果を見てもかなり渋い感じでしたが、管釣りという狭いステージのおかげで色々なパターンを検証できたのが釣果に反映してくれたと思います。
戸神の池は秘境的な位置にあり1日のんびりできる!
戸神の池は愛知に住んでいる私からしてもアクセスは結構大変。長野との県境付近にあり、名古屋からだと2時間くらいかかります。愛知の中でも秘境的な場所。
その分、渓流の雰囲気は十分に満喫できて時間かけていく価値ありましたね。施設も綺麗で放流魚種も多いことから丸1日楽しめる釣り場でした。これはもう一度タックルを揃えていってみたくなりますね。