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子供が小学生に上がって初めての夏休み!海に出も行くかと話していたところ、「でっかい魚が釣りたい」と言い出した。さすがは蛙の子は蛙といったところであるが、堤防は混むし大物釣るとなればハードルが高い。となれば手堅く海上釣堀!そして、子供も安心して遊べる場所は??ということで、前々から気になっていた三重県の佐助屋に行くことにしました。
佐助屋は一風変わったロケーションが特徴の釣り施設。巨大なメガフロート(浮島)を湾内に浮かべて足場を作っており、
- 仕切られた湾内は海上釣堀として
- 外側は豊かな南伊勢の海での釣りができ
- フロート上ではバーベキューもできる
家族で思い出を作るにはこれとない場所です。
現在平日限定の釣堀キャンペーン中!予約時に「釣りおじさんを見てます」と申し出ていただくと、氷を一杯¥300円をサービスしてもらえることになりました。平日は空いていてゆったりと釣りできますので、行かれる際は是非ご利用してみてください。
広大なメガフロートは釣りどころが多数
朝早く着いたので、メガフロートを歩き回って散策してみました。すでに外釣りをする方が続々と入っており、釣り座を陣取っています。覗いてみると良いサイズのチヌが群れているのが確認でき、フロートの周辺が格好の餌場になっている様子です。
静かな湾内ですので、サビキ釣り、泳がせ釣り、ジギング、アオリイカエギング、チヌのダンゴ釣りと何を釣ろうか迷ってしまう感じです。個人的には秋のアオリイカエギングで来たら面白そうだなぁと思っています。
海上釣堀コースで手堅く大物を狙う
フロートで仕切られた湾内は釣堀になっており、マダイを初めシマアジや青物が放流されています。定番のマダイはまず釣れないってことはないし、運が良ければシマアジや大型の青物も釣れる。
夏のイベント料金ということで、半日コース¥7000円(キープ10匹まで)となっており料金設定としてはお得。暑い中丸1日頑張るのは大変だし、よほどのベテランでもなければ10匹釣れれば御の字ですからじっくりと釣りたい派の人にも嬉しいシステムだと思います。
一般的な海上釣堀は複数の筏の上で釣りをするのですが、佐助屋は湾内の広いエリアをメガフロート上、湾内に浮かべられた桟橋の2か所から釣り座を決めて釣りをします。
釣座は先着順となっているようですので、早めに来て釣りやすい場所を確保しておくのがよいでしょう。
開始と同時マダイをゲット!いい色した鯛
今回は子供も初の釣堀ということでレンタルの竿を借ります。いつもは自分の釣りに集中する私ですが、今日ばかりは子供に釣ってもらわないといけないのでサポートに翻弄されます。
エサを付けて釣り方をレクチャーして仕掛けを入れる。とはいってもほとんど一から十まで見てあげないといけないので忙しい。
朝一番ということもあってあちこちで竿が曲がりだし、まずは私のロッドがぶち曲がります。
タモ入れが終わってふと子供を見ると、グングンと竿が曲がっているではないですか!いきなりのヒットに慌てましたが、幸いしっかり針掛かりしてくれていたため、ゴリ巻きして魚を寄せる。
無事にタモに収まったのは綺麗なマダイでした。目の前でバタバタ暴れる魚に戸惑いつつも、しっかりと魚の引きを堪能してとても喜んでいる様子。
子供が生まれたときから、いつか2人で竿を並べたいなぁと思っていましたが、この調子だと近いうちに釣果で負けてしまう日が来るかもしれません。
土日はインストラクターさんが居るので初心者も安心
この日は日曜日ということもあり、周りを見れば釣堀も外釣りも家族連れでワイワイつっている人がたくさんいました。小さな子供たちを遊ばせておいても安心な釣り場は貴重ですね。
土日限定ですがインストラクターさんが来てくれており、初心者さんや釣れない方にはレクチャーをしてくれます。受付の時にお願いしておけば、タナを合わせたり釣り方を教えてくれるのは頼もしいですね。
2020年8月時点での情報ですので、インストラクターさんに居てほしいという場合は予約の際に確認をしておいてください。
フロート側は水深9メートル、桟橋周辺は水深6メートル
ここで私が感じた佐助屋の釣り方についてまとめてみます。
まずポイントを見てみると、フロート側と桟橋側の2つ。入る釣り座によって若干狙い方やメリット、デメリットが異なってきます。
メガフロート側はしっかりとした足場で揺れない。代わりに水面までが高く、3メートル程あるのでタモは長めの柄を用意しないと届かないです。
水深はフロート側のほうが深くて約9メートル程。底はネットで仕切られており、ネットから入り込む小魚を狙って鯛や青物が寄り付くということです。
高さがあるので脈釣りは少し大変。底は砂地で根掛かりはしにくいので、ウキ釣りで狙ったほうが釣りやすいポイントです。
桟橋側は人が動くと少し揺れますが、水面まですぐ近くなので安全性は高くタモ入れもしやすいです。
代わりに岸寄りですから水深が6メートル前後と浅め。日によっては深い位置に魚が溜まることもあるため、回遊待ちの釣りになる日もあるということ。
ただしどちらにも共通しているのが、場所運にはかなり左右されるということです。
この日は深いエリアを攻めましたがイマイチ活性が悪く、魚は桟橋付近を回遊していたようでした。活性は日によって変わるので難しいですが、いずれにしても中央付近を陣取って釣ったほうがよさそうですね。
平日は人も少なくのんびりできるそうですので、じっくり釣りたい派の人は平日に時間を作ってゆったりと色々な場所を攻めていくのが良いかなと思います。
低活性ながらシマアジ、マダイをゲットして子供も大喜び
日が昇って暑くなるにつれ、ぽつぽつと人が帰りだしました。桟橋が空いたので、釣れているエリアに入らせてもらうことに。
すると目論見通り一投目からぽつぽつとアタリが出始めて、一時期入れ食いモードに突入。やっぱり魚が居るところでは良く釣れますね。
水深が浅いので、得意の脈釣りでノーシンカーでじっくり攻めます。当たり餌となったのはダンゴですが、隣の人はイソメで爆釣していたので定番のエサであれば何でも良さそう。
底付近を這わせるように流していると、コンコンっという気持ちの良いアタリからシマアジもヒットしてきました。強烈な引きで桟橋の下に潜り込もうとしますので、内心冷や冷やしながら強引に浮かせて無事にキャッチ!
前半は思うように釣れずに焦りましたが、なんとか最後に格好がついた形で満足のいく釣果となりました。
釣りの合間に炭をおこしてバーベキューを楽しむ
この日は家族で来ていたので、釣りをしない妻と娘はバーベキューをしつつフロート散策をしていました。
メガフロートの中央にバーベキュー場があり、釣り場からもすぐに行けるので釣りしながら楽しむこともできます。
釣りの合間に火おこしをして、肉を焼いて一息。やっぱり野外で食べる飯は美味い。休んだらすぐに釣りに復帰できると、釣り人にとってはパラダイスのようです。
炭、焼き網、トングなどの用品は持ってくる必要があります。自販機はありますが食材を売ってる場所が近くにないため、バーベキューをする際準備はしっかりとしていきましょう。
外釣りの人も多い!低料金で1日遊ぶなら外釣りもやってみたいなぁ
メガフロートを散策すると、非常に広い外海エリアでは自然の釣りをする人がたくさん来ていました。
2,000円という低料金で豊かな海に竿を出せるとあってか外釣りの人はかなりの人数が朝から来ています。
- ダンゴ釣りでチヌ
- サビキ釣りでアジやサバ
- ルアーでマゴチ、シーバス
- 泳がせ釣りでハタ、青物
- エギングでアオリイカ
堤防と違って浮島ですし、潮通しが良く魚が回遊するエリアですので釣り荒れもほとんどないということ。
色々な釣りが贅沢に楽しめそうで、いざ釣りするとなるとターゲット選定に迷ってしまいそうですが、秋ごろにイカ釣りが始まれば青物と合わせて1日粘ってみるのも面白そうだなと思いました。
今日は子供たちも大満足してくれたようで一安心。今後は夏の我が家の定番イベントになるかもしれません。
普段は一人で車を走らせて釣りに来ていますが、たまには釣果度外視のこんな釣りもいいもんだなぁとしみじみ思いました。
これから夏の暑さは堪えますが、釣り好きのお父さんはご家族連れて佐助屋のメガフロートを満喫してみてはいかがでしょうか。