夜釣りでメバルを釣るときは幅広くタナを探って食うポイントを見つける

メバルは昼間でも十分に釣れる魚ですが、基本は夜行性の魚で夜に活性が上がる魚です。

メバルと言えばエサ釣り、ルアー釣りのメバリングどちらにしても、夜釣り・ナイトゲームが基本となり、特に大型メバルを狙うには夜釣りがベストという釣り人も少なくありません。

最近は日が登ってから釣りすることが多かったのですが、久々に夜釣りを検証してきましたので思うところをまとめたいと思います。

狙うタナは広く表層から底ギリギリまで幅広く探る

今回は朝5時に釣り場に到着。1月の5時となるとまだ真っ暗です。少し風がありますが、うねりはなくメバルを釣るには問題ない海況。

横風に負けないようにジグヘッドは1.5gをチョイスし、フルキャストして表層から攻め始めます。攻めるといっても基本はただ一定速度でレンジをキープしながら巻いてくるだけです。

しかし、色々な場所へ何度かキャストしても反応は無し。海は静かに波打ち、真冬の夜の海らしく生命を感じさせない不気味さが伝わってきます・・・。

メバルを釣るときは表層を狙うのが基本。ですが、よほど海面でボイルしているような状況を除いては、海底すれすれで食ってくることもあり、幅広いレンジを探ることが重要です。

今回は釣り始めは全然アタリがなく、この場所はダメかなとあきらめかけていました。そこで、ちょっとカサゴでも釣ってやろうかと、ジグヘッドを一度海底に着底させ、ボトムバンプさせながらの超低速リトリーブに切り替えたのです。

するとゴツゴツッと食いつくアタリが伝わってきました。これはまずカサゴだろうとアワセを入れると、カサゴとは思えないほど強引に走り出します。

海面に上がってきたのは、20センチ以上はある良型のメバルでした。

imga0636

ほぼ底をズル引きするくらいのレンジで食ってくるとは珍しいと思いましたが、ここで狙うレンジを中層から底狙いに変更して探り始めます。メバルは底の方に溜まっているかもしれないからです。

すると、パターンにハマったかのようにメバルがヒット!今度はかなり大型で、グイグイと手前のテトラに突っ込んでくるためやや強引に浮かせにかかります。

imga0637

見事釣り上げることができたのは、26センチのまずまずのサイズのメバル!メバリングで釣れたら自慢できるサイズ。

使ったワームはガルプベビーサーディンクリアピンクと、メバル弾丸ジグヘッド1.5gのスタンダードな組み合わせです。

imga0646

最近はガルプでいい思いをしているので、味とかニオイあまり関係なさそうなメバルにおいても有効なワームの一つとして愛用しています。

メバリングでおすすめの実際に釣れたルアー・ワーム色々

釣れてくるメバルは、堤防から5メートルも離れていない場所でのヒットが多かったので、遠投しなくても十分に釣りになりました。夜釣りではすぐ足元まで大型が入り込んでいる時があるので、油断できないですね。

この距離で食ってくるなら、小エビを使ったエサ釣りで、のべ竿1本でも釣りができそう。エサ釣りでも同じく表層から海底まできっちり攻めて探ることで、ヒットするレンジを見つけていくのがメバル釣りでは重要です。

メバル以外の魚が食ってこなかったこともあり、小型の外道を気にせずに釣りができるのは冬の海ならではのメリットかと思います。

夜釣りでも水温はしっかり計測!漁港内は意外と冷たい

ここで一つ気になったのが、夜釣りにおいても海水温とメバルの活性はリンクしているのと、同一の漁港内でも海水温は大きく違いがあったこと。

メバルは日中のデイゲームにおいて、水温の変化により活性が大きく変わる可能性があることを検証してきています。

この傾向は夜釣りでも同じで、放射水温系で海水温を測ると、同じ漁港内でも場所によって水温に大きな違いがあることが分かります。

今回釣行した漁港も、内部の船着き場では5℃近くまで下がっている場所もありますが、潮周りが良い堤防先端などでは11℃を超えてきました

潮が動く場所は水温の入れ替わりがあり、メバルの好む水温とされる12℃以上に近づく場所があります。水温があるとエサとなるベイトも集まりやすいと考えられるので、必然的にメバルの活性も上がっていることも予想できます。

水温上昇とともにメバルが入れ食いになってきたため、夜釣りで場所を選ぶときも水温に沿って移動していくことで釣果を伸ばせると思いました。

夜のメバリングのまとめ

やはり夜釣りは堤防のすぐ近くで大物が飛び出すなど、何が起こるか分からない期待感は格別ですね。

海況が分かりづらい夜釣りですが、適度の水温を測って高め高めの場所を探ることで、メバルが集まっているポイントを探すことができます。

ある程度予測を立てたら、面倒くさがらずに広いタナをきっちり攻めてあげれば、釣果として反映されてくるはずです。

メバルと言えば食味が非常に楽しみな魚。根魚だけに身が少ないですが、20センチ以上のものが釣れたらぜひお刺身で食べてみるのをおすすめします。

メバルは身が非常に締まっており、1日切り身を寝かせてもコリコリした歯ごたえが残ります。その上に他の魚にはない独特の甘みが広がり、寒い中釣りに行ってよかったと心の底から思える魚です。

釣り物が少ない冬を熱くさせてくれるメバルを釣り、帰ってからは晩酌とともにメバルを楽しんでみてはいかがでしょうか。

error: Content is protected !!