急な水温低下に苦しんだメバリング・・・生命反応のない海

2018年の初釣りということで、荒天の合間を縫って福井県の越前方面へメバリングへ行ってきました。

今年は寒波の影響が早くから出ていて、水温も早くに低下気味。12月に釣った時は産卵前の個体が多くて、少し長めにメバル楽しめそうだなと気楽に考えていたのですが、予想と反して低水温に苦しめられる釣行となってしまいました。

当日は寒波が去った後で全体的に冷え込んではいたものの、風がなくメバリングの軽い仕掛けが扱いやすい状況でした。

釣り場に到着して、まずは記念すべき2018年一投目!今年の爆釣を占う一戦ともあって、なんとか爆釣したいもの。ややうねりが残って潮の流れがあるため、1.7gと重めのジグヘッドを使いつつ探っていきます。

水温が8℃と低く生命反応が感じられない海

期待を込めてキャストを続けるも、メバルはおろか何の魚の反応もありません…。同行した友人も反応のなさに苦戦しており、場所移動を繰り返しながらアタリを探っていきます。

気になって水温を計測してみると、放射温度計では8.2℃とかなり低い数値が出てしまいました。場所によっては7℃というところもあり、前日まで降っていた雪の影響を多分に受けているようです。

私はメバル釣りにおいてある程度の水温を重視する考えでいます。地域によっても異なると思うのですが、私がメインとしている福井県界隈では11℃から15℃程度の水温があるとメバルは積極的に口を使う印象。また、エサを求めて回遊をしてくる水温がこのレンジであるとデータを取っています。

このデータが示す通り、今日は全くと言っていいほど魚の気配がない。フグすらいない。ベイトの反応もないし、フィッシュイーターたちの回遊すら全くと言っていいほど見られない。

冬の釣りで多くの人が経験したことあるであろう、「死の海」と言えるほど生命反応が感じられない海況を前に立ち尽くすばかりでした。

4時間ほど粘ってみましたが、手を変え品を変え手札を出し尽くしても1匹の釣果も得られず。一緒に同行した友人も堪りかねて「穴釣り」始める始末でしたが、穴釣りですら何の反応もない。目にした生命体は、ウニとヒトデのみ。

今日は魚もどこかで新年会をしているということにして、悔しいですが撤収しました。

仕方ないので蟹を食べに行く流れに・・・

やはり冬の海は海況が読みにくくて難しいですね。数日でガラッと様相が変わるときもあるし、12月末に爆釣した場所に行っても結果は変わらずでした。

まあこれも釣りということで、新年の心地よい冬景色の下で竿を振れただけでも良しとします。

早くに釣りを切り上げたので、せっかく越前方面に来ているし「蟹を食べていこう」という流になりました。たまには釣りだけでなく、地元の味覚に触れてみるのもいいでしょう。

特に越前ガニと言えばブランドガニであり、新年祝いということで奮発することに。

とはいいつつも、予約もしていないので越前海岸を北上しながら蟹を食べれそうな場所を探して移動を開始。時間も早いし空いてるかどうか不安でしたが、さすが越前ガニの本場だけあってあちこちに蟹ののぼりが立ち並び、どこに入ろうか迷ってしまうほどでした。

今回食事をさせてもらったのは「あお来」。お店の前に蟹茹で場があって目立ったのと、11時前にもかかわらずすぐ入れるとのことだったので決めました。

https://tabelog.com/fukui/A1802/A180202/18004152/

メニューは基本的に蟹のコースが色々。飛び込みでもコースできるようでしたが、とにかく蟹を堪能したいという友人の要望もあり、贅沢に蟹オンリーで単品注文をしてみました。

噛むほどに甘みが広がるカニ刺し。これは活けガニを捌かないといけないので、贅沢かつ外で食べたいカニ料理の筆頭。

惜しいのは蟹酢が主張しすぎで、そのまま食べないとつらかったこと。この辺のこだわりは都心のカニ料理店に劣ってしまうかなと。

素材の味は十分。本場の越前ガニでついさっきまでイケスで生きていたものなので文句はありません。

お次は焼きガニ。刺身とはまた違う濃縮された蟹の甘みが染み出ているのが焼きガニの最大の魅力。食べにくい部分はありますが、それを補って余りある濃厚な味でした。この辺から会話は完全に無くなってきますね。

あえて濃く焼きだされた蟹味噌も、焼きガニの身と絡めることで良いアクセントになっていました。

ここにきてまだ食うか?と言われそうですが、一番素直に蟹の味を楽しめる茹でガニ。これも活けガニをゆでているので、蟹味噌までじっくりと味わえます。

蟹の足につけられているのは越前ガニであることを証明するタグ。味の抜けやすい冷凍ものとは全く異なり、蟹ってこんなに美味しかったのだと改めて思うひと時です。

  • カニ刺し
  • 焼きガニ
  • 茹でガニ
  • セイコガニ丼で締め

蟹一杯当たり¥8,000円ですが、すべてタグ付きの活け越前ガニ使ってますので市場で買うよりは相場は安めだと思います。サイズによっても全然違いますが、普通に活けガニ買おうものなら1万以上しますからね。こうした漁港にある料理屋さんって穴場で開拓のし甲斐があると思いました。

ちょっと欲張りすぎで動けないほど食べてしまいました。釣りは盛大にボウズでしたが、本場の蟹を食べつくすことができて満足。たまには肩の気を抜いて、観光も視野に入れながら釣り場周辺を散策してみるのもいいですね。

冬は一般にはオフですが、冬こそ張り切る釣りガチ勢の一人でもありますので、次回は爆釣報告できるように計画を組んでいきます。

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