仕事の関係で、しばらく釣りに行けない日々が続いていましたが、ちょっとした時間を縫ってメバル釣りに行ってまいりました。
場所はいつも行っている日本海、福井県の敦賀湾内の漁港を探り歩くルアー釣りです。
友人とともに、久しぶりのメバリングに意気込んでいたわけですが…..結果は撃沈!
メバルというか、生命反応がまったくない?いつもなら外道で嫌ほど釣れてくる、カサゴやベラ、アナハゼ君すらいない!
仕方ないので、敦賀の常神半島名物「山桜」を眺めつつ、反省会をまとめた記事になっております。
小雨でうねりは無い、水温も良い絶好の条件のはずが・・・
朝方に強い南風と雨が降っていましたが、日が昇るころには嘘のようにおさまってベタ凪状態の海。
ときおり風が吹いて適度に海面を波立たせてくれるし、ぽつぽつと降る雨のおかげでメバルの活性は高まるのではないかと目論んでいました。
水温も表層で13.6℃あり、メバル釣りには適温ゾーンです。これは入れ食いが期待できるかも?と皮算用してキャストを始めますが、ピクリともアタリがない。
偏光グラスで海中を見ても、メバルはおろか小魚の気配すらしない。暖かく気持ちよい春の陽気とは裏腹に、まるで死の海のごとく生命反応がありません。
海水を舐めてみると「水潮」塩の味が全くしない・・・
ふと思うことがあり、海水を手ですくって口に含んでみました。
すると、全くと言っていいほど塩の味がしません。近くに川の無い漁港だったので、真水が大量に流れていることはないはずなのですが、ゴクゴク飲めるのではないか?と思うくらい「水潮」です。
生命反応がないのは、真水の環境を嫌って、塩分濃度の濃い沖合に魚が移動してしまったことも考えられました。ただすべての釣行で塩分濃度までは確認していないため仮説段階です。
気温上昇で海底に雪解け水が入り込んできているか?
敗因の一つとして、雪解け水が流れ込んでいる可能性も考えました。
ちょうど、今年の最高気温を各地で記録するような、春の陽気が続いた後の釣行でした。気温が上がり山に積もった雪が解けると、非常に冷たい水が海へ流れ込んでいきます。こうなると表層は日差しに照らされて温かくなっても、水が流れ込んだ中層以下が非常に冷たくなる場合があるのです。
今回は色々場所を移動したにもかかわらずどこも不発でしたので、全体的に沿岸部の海況がよろしくない日に当たってしまったと分析(言い訳)をしてみました。
基本的に春のメバルって産卵を終えて、エサを食べるためだけに接岸をしてきています。
場所によっては5月ごろまでは堤防からでも釣れますが、水温の上昇とともに徐々に沖の深みへと移動していくため、メバル専門には狙いづらくなるのです。
今回はすでにメバルが移動したのか?それとも別の場所へ隠れているのか?また答え合わせをしに、近々リベンジをしてきます。