去る12月の末に日本海の福井県敦賀半島の漁港テトラにて、メバルの釣れ行き調査に行ってきました。
今回は同行者のベテラン2名と、メバリング経験の浅い私の3名で行ってきたわけですが・・・結論から言うとなかなか渋い結果に。
メバルは釣れるのは釣れるのですが、かなり厳しい釣行記になってしまいました。
メバル釣りといえばナイトゲームがメインですが、デイでも意外と釣れてしまうのが面白いところ。足場の悪いテトラ帯などで夜釣りは厳しいものがありますし、冬の日本海はそんなに人も入っていないので、型狙いでテトラ帯を攻めるときはデイゲームでも十分釣りになります!
という友人の誘いに乗って、入れ食いを期待して行ってきたわけです。
敦賀半島は場所によって風の影響や水温に差が出るため、ポイントを絞っていくのがかなり難しいのですが、期待値の高い常神半島の「神子漁港」周辺テトラから釣行を開始。
型が出るという話だったので、ライン選択には最後の最後まで迷いましたが、トラブルの少なさからフロロカーボン3ポンドラインをダイワの月下美人2004にセット。
まずは手探りで1.5gのジグヘッドにエコギアのグラスミノーを付けて、一投目は派手なピンクカラーで攻めていきます。
セオリー通り海面上層から少しづつルアーを泳がすレンジを下げてチェックをしていくと、中層辺りでコツコツとしたメバルのアタックを感じるようになります。
なかなかフッキングまで行かないので、一瞬ロッドをあおってダートさせたりしていくと、フォールのタイミングでガッツリヒット。
15センチサイズの小メバルが入れ食い状態となります。
今回はダダ巻きでは追っては来るものの食いつくまでいかず、ちょっとしたリアクションバイトを誘うのがツボにはまりました。
一瞬止めたり、テンションフォールさせたり、アクションの直後にヒットするケースが大半で、攻めている感じを楽しむのはなかなか面白い。
食いが落ちたときにはワームのカラーを変えていけば、また食ってくるようになりますね。
メバルはルアーカラーのローテーションが重要と言われますが、これは実際に釣りをしていても実感できるもので、明らかにカラー変化をすることで釣果に差が出て来ることが多い。
そんなこんなで釣れるものの、型が全然大きくならない!
ジグヘッドを1gに落としてスローで攻めてみたり、2gにして遠投して沖を狙ってみるも釣れてくるサイズにはほとんど変化ナッシング。
可愛そうなくらい小さなメバルから、大きくても15センチ程度までで手のひらに収まる様なリリースサイズばかり。
しばらく釣り続けるものの、型が期待できないので大きく場所を移動して探ることにします。
場所移動では、大きく常神半島から移動して湾内の「江良」へと車を走らせます。
メバルの場合は群れで移動していることが多いので、少し場所を変更してもなかなかコンディションが変わらないことが多いからです。
こちらでも同じように表層から探っていくのですが、思った以上に外道がたくさん湧いていて苦戦。
いきなり着水と同時にラインぶっちぎられて、何がいるのかと目を凝らしてみると、サワラの幼魚である「サゴシ」の大群に遭遇してしまいます。
掛かりどころが悪ければ鋭い歯で切られて終わり・・・。1回上手く掛かったものの、テトラでしかも3ポンドラインで軟調の竿ではツッコミを止めることができず、いいように暴れられてラインブレイク・・・。
サワラがいなくなった後はポツポツとメバルも食ってくるものの、やはりサイズはあまり変わらない・・・。
その後は外道ラッシュが続きます。
穴ハゼに日本海としては特大サイズのベラ・・・。これはガルプとか使ってしまったのが裏目に出たか。
そのほかにもガシラとか、ひとしきり釣れそうなやつを釣ってはリリースの繰り返し。飽きない程度に魚は釣れるので釣りそのものは楽しめたかな。
結局粘ったもののいいところなしのまま、気力が尽きて終了となりました。
同行者も同じような状況で、キープサイズはゼロ。産卵に来る大型を狙っての釣行でしたが、想像以上に厳しい釣りになってしまいましたね。
メバルは型さえこだわらなければ、漁港内でもさらにナイトゲームで狙えば初心者でも釣りやすい魚だと思います。
アオリイカのエギングの時期ほど大勢の釣り人に叩かれていないし、冬は釣り人がぐっと減りますので、釣りモノが少ない冬を熱くさせてくれる魚であることは間違いない。
しかし型とか釣り方にこだわりだせば本当にキリがない奥の深い釣りであるので、のめり込みすぎには要注意して楽しみましょう^^
また懲りずにメバル釣行にはいきますが、次は得意のフカセ釣りなどで狙ってみます。次回の釣行は天気次第ですが、堤防から虎視眈々と大物を狙う日々は続きます。