釣りに行くときにいつも気になっていることがあります。釣行での一番費用の負担が大きいもの・・・これが釣り場へ行くまでのガソリン代と高速道路のETC通行料金。
今まで何百回と釣りに行っているわけですが、海釣りをするようになってからは海へ行くまでの移動費用は正直馬鹿になりません。釣りに行きたいけど、ガソリン・高速代が高くてつい控えてしまっているということがあるのではないでしょうか?今回私も移動費用圧縮のために普段使っているETCカードを見直してみることにしました。
クレジットカードあるあるで、仕事上のお付き合いでお願いされたり、どこかのお店で買い物したついでに申し込んだクレジットカードをそのまま使い続けてませんか?私がまさにそれです。カードの機能を良く知らないまま、ずるずる惰性だけで使っていたので実はより良いものが存在することが今回分かりました。
クレジットカードって種類が膨大にあるので、どれも同じでそんなに違いはないと考えていたのですが、カードごとのサービスなどを比較して見てみるとETCカードの扱いや付帯しているサービス・ポイントの溜まりやすさ・特典・保証などが微妙に違います。
今回はETCカードの見直しのために、カード会社による機能やサービスを比較してETCカードは何を基準に選ぶべきか?徹底調査したことをまとめていくことにします。
ETCカードでカードごとに違いがある項目をまとめる
まずは今まで見逃してきた、ETCカードごとに違いがあるポイントを確認することで、カードを選ぶための基準というものをまとめてみました。知ってるよという人は必要な箇所だけ見てみるようにしてください。
ETCカードによる高速利用料の節約に観点をおいた情報ですので、ゴールドなどクレジットカードのステータスなどを気にされる方も参考にならないと思いますからその点ご留意ください。
ETCカードの年会費の負担
クレジットカードの場合、親カードは年会費無料であってもETCカードを付帯する場合は年会費が必要になることもあるのでまずはここをチェックします。年会費の扱いは以下の3種に分けられます。
- 年会費が完全無料のETCカード
- 利用回数によって無料となる「条件付」カード
- 年会費が無条件で必要となるカード
ETCは使わない人は必要ないので、分けることでコストを抑えて別サービスの充実に当てるというのがカード会社の事情。費用自体は¥500円から、高くても¥1000円程度に収まることがほとんどです。「条件付きで無料になるカード」は、通常1回でも使えば無料扱いとなるケースが多いです。
ただし親カードでも年会費が必要だったりするとランニングコストはばかになりません。一見たいした金額に思えなくても、カードのメリットでもある「ポイント付与額」で追いつけないこともあるからです。
まずは親カード・ETCカード共に年会費のかからないカードがETCカード見直し選択の候補となります。
見落としがちな発行費用とカード更新費用
年会費と違い、カード発行時に費用が必要になるケースと、カードの有効期限が切れる3から5年ごとに更新費用が発生するカードもあるので注意が必要。発行費用がかかるカードの場合は、更新費用がかかるケースがあるのがほとんど。この更新費用って意外と高いことがあり定期的に思わぬ出費に繋がることもあります。節約でカードを見直す際にはおすすめできない要素となるので、規約の部分はしっかりと読む必要があります。
親カード一体型とETC専用型はどっちがいいの?
最近はメインの親カードそのものにETC読み取り機能がついて1枚のカードで事足りるカードも増えましたね。今使ってる人は、ETCだけ別で車載機に挿入しているケースが大半だと思いますが、一体型と別型はどっちがいいでしょうか?
個人的には親カードとETCカードが別になったETC専用型をおすすめします。
一体型は通常のクレジット機能とETC機能がセットになっており、カードをたくさん持ちたくない人には便利かもしれません。ですが、ETCカードはついつい車載機に入れっぱなしで置き忘れるのが人の性。万一車上荒らしで盗まれた場合を考えると、一体型では使いたい放題されてしまうケースもあります。
ETC専用のカードであれば利用は高速道路利用に限られるので、車上荒らしで盗まれた場合は比較的安心といえます。ただし車上荒らしの多い人気のない漁港の釣り場ではETC車載機にカードを入れっぱなしは御法度!管理はしっかりしましょう。
費用圧縮の要!ポイントの溜まりやすさ
高速道路利用料の一部をポイントとして還元してくれるのがクレジットカードのメリット。せっかく見直して乗換えを考えるに当たっては、ポイントの還元率も参考にしなければいけません。
注意しなければいけないのが、親カードとETCカードでポイント付与率に違いがあるカードもあること。ETCの利用はポイント付加対象外となっていたり、「通常ショッピング100円で1ポイント、ETC利用500円で1ポイント」のように条件が違うケースが結構あるのです。これだとETCの利用でポイントを貯めるのはきわめて難しく、ETCカードの見直しによる節約という点では完全に不利ですね。
ポイント付与率の違いや条件については規約に「分かりにくく記載されてることが多い」ので、なかなかポイント貯まらないと嘆いている人は一度チェックしてみた方がいいかもしれません。
ポイント還元率だけで選ぶのは間違い
カードの違いを見てみて分かったことが一つあります。それは、ポイント還元率が高いカードほど「年会費」「更新費用」などが高いケースがあるということ。このためカードを頻繁に使ったり利用額が多い人は恩恵を受けられますが、たまにしか使わないカードである場合はポイントを貯めるのは難しいです。
毎週釣りに行くという人はポイント還元率も重視して選び、たまにしか使わない人は年会費無料など維持費のかからないカードに重きを置いた方が良い選択といえると思います。ポイントだけに釣られてしまわないように注意が必要ですね。
ETCマイレージの扱いはカードごとに違いはない!
ETCでの高速利用で受けられる恩恵の一番は、ETCマイレージサービス。使うカードをマイレージサービスに登録しておくだけで、高速道路を利用すればするほどポイントが溜まり、「無料通行分」として還元してくれるサービス。
ETCマイレージサービスはクレジットカードとは別のサービスですから、カード会社の違いによって得られるマイレージに差はありません。
カード利用分はカード利用分として、マイレージとは別に使った金額に応じてポイントが溜まりますから、マイレージサービスを登録してない人は忘れずに登録しておきましょう。
最終的に選んだカードと比較したカードまとめ
ここまで見てきてETCカード見直しのために必要となる条件としては、
- 年会費が無料である
- 発行費用無料+更新費無料である
- ETC専用カードが発行されるもの
- ポイント還元率が高くが貯まりやすいもの
これらの条件を満たしたクレジットカードを比較して、最終的に選んだものを3種類ピックアップして紹介をしてみます。やはりカードごとに微妙に条件は異なりますから、私が選んだカードが1番とは感じられない人もいると思います。ご自身で使うべきカードの条件を、使用状況などから検討して参考のひとつとしていただければ幸いです。
セゾンインターナショナルカード
セゾンカードはポイント還元率は0.5%と標準的ですが、ポイント有効期限が「永久不滅」というのがクレディセゾンインターナショナルカードの最大の特徴。親カード・ETCカード共に年会費が永年無料であり、ETCカードとして持っておいて損がないカード。実際に見てみると完全無料でETCカードまで発行してくれる会社は少ないのです。
私が今回申し込んだのがこのカードで、ETCの利用だけでもポイントが無駄になることがなく、維持費がかからない点を評価しました。
普段からカードのポイントなんてこまめに気にしてない人は多いのではないでしょうか。うっかりポイント失効したりして損しないための1枚としての価値は高いと思います。
楽天カード
既に持っている人も多いのではないかと思うくらい有名になっている楽天カード。ポイント付与が1%と高く、親カード・ETCカード共にポイント率はかわらないのが魅力。よく使う人であればあっという間にポイントがたまっていきます。
唯一のネックはETCカードは年額¥540円かかるということ。ただしこれは楽天市場でポイントがプラチナランクになるかゴールドカードに移行すると無料になるので、楽天で釣具を通販したり日頃から買い物で使う場合は楽天カードはかなり使えるカードといえます。
JCBドライバーズカード
JCBドライバーズカードは、親カードが年会費¥1312円必要なものの、ETCカードは無料という位置づけ。ドライバーというだけあって、ガソリン代(系列問わず)と高速道路利用料金の一部がキャッシュバックされます。ETCの利用料金が月額で2万円を超えると、還元率が最大で2%と大きくなるなどユニークなポイントが特徴。毎週のように釣りに行く人や遠征で遠くに出かける人にとっては魅力的なカードになります。年会費はそこそこなので良く使う人向け。
このように見てきましたが、一言にクレジットカードといっても会社ごとに付帯サービスはかなり違ってきます。維持費や年会費は知らないうちに落ちていたりしますし、ETCの還元率が悪いカードをそのまま使っていたということもあありますから、一度使っているカードの条件は見直してみることをおすすめします。