海面の光反射を抑える釣り用の偏光グラス(メガネ)で不動の人気を誇る、ティムコ製の【サイトマスターインテグラルブラック】ライトローズカラーモデルを買ったのでどんな感じか早速レビューをしてみたいと思う。
サイトマスターは偏光グラスの中では高額な部類に入るのでおいそれとは手が出せないのが現状。このインテグラルブラックも\25,000円の大枚をはたいた。ただレビューなどを見てるとやっぱり値段だけのものはあるらしいということで、思いきって買ってしまったことに始まる。まあ今後も長く使うし、作りもしっかりしてるし、メーカー対応で修理などもできるし・・・人は買うまでは悩むが、いざ買うと買ったことを肯定する言い訳をするというが、言い訳がたくさんでるほどメリットに優れているということと自分を納得させる。
話が横道にそれてしまったが、今回買ったのはまずライトローズカラーというピンク色のレンズであるということ。この偏光グラスの色の選択から書いていこうと思う。
なぜライトローズカラーを選んだか?
さすがに偏光グラスは釣具屋さんで試着などができるとはいえ、実際の海での見え方を試すことまではできない。大きな違いこそないとはいうが、わずかながらでもストレスに繋がれば釣りに影響するので、自分が最もサイトマスターをはめて釣りするシチュエーションをまずは考えてみる。
私の場合はメインとなっているのが日中のチヌやグレのフカセ釣りで使うことが多く、後は基本的に夜釣りが多いので使う状況は限られている。エギングやルアー釣り等もこなすが夜釣りが多く、日中に良く使う状況というのがあまりないのが現状。
フカセ釣りではシモリ根の様子を見るのはもちろん、海面すれすれに浮かぶオレンジのドングリ浮きの様子、エサ取りの集まりや撒きエサの流れなど、視覚情報から得るものが非常に大きい釣りなのだ。それを踏まえてデモムービーや参考写真などを見ていると、ライトローズカラーが最も良く使うオレンジ色の浮きの様子が確認しやすかったためなのだ。
セオリーどおりで行けばグレーかブラウンカラーが偏光グラスの色としては無難でオールマイティではあるのだけど、カラー選択は個人的なこだわりが入ってるところが大きい。日中のルアー釣り・エギングなどで使う場合には、光をさえぎり過ぎないブラウンかブルー系が良いと思う。
サイトマスターをつけて釣り場で実釣
釣りに使ったのがあいにくの曇り空ということもあったが、ライトローズの利点は暗くなりすぎないこと。曇りのような天気でも海面の様子は分かりやすい。
当日はサヨリのフカセ釣りだったのだが、海面を泳いでくるサヨリの群れが手に取るように分かる。視覚で得られる情報が役立つ釣りでは、偏光グラスが必須といえるだろう。
今までは3000円程度の偏光グラスを使っていたわけだが、やはり大きな違いは海面の光の反射がきっちり抑えられていることに尽きる。具体的な写真で見せられないのが残念だが、太陽光の反射の強さが変わっても、目に入ってくる情報は変化がないということ。違和感なく海中を見渡せるのは長時間海面を見続けていても目が全く疲れない。
常に海中の障害物を意識して狙うルアー釣りや、撒きえさとの同調を計り仕掛けを流すフカセ釣りするなら、偏光グラスはお金かけたほうがいいと思った瞬間である。
メガネの作り自体は明らかに手にとって分かるレベルなので、長く使っていくには少々の投資はしてみても良いと思う。フレームも軽くてしっかりしているので、付けている感覚を忘れてしまうほど軽くてフィットする。これは安物には出せないサイトマスターの醍醐味だ。
釣り道具は安くても良いものはたくさんあるが、やっぱり高くて良いものにはどうしてもかなわない。偏光グラスなどはその良い例ではないだろうか。
何よりも目のトラブルを心配することなく、釣りに集中できる安心感。そんな信頼性がサイトマスターには込められている。色々お金をかけだすとそれこそきりが無いが、たまには自分へのご褒美としてこだわりの一本を奢ってみてはいかがだろう。
ちなみに今回はお手軽なアマゾンで注文。なんだかんだいってここが一番安いし到着が早いので今度の釣りに間に合わせたいときは重宝する。