2017年8月24日。エギンガー待望の秋アオリイカの様子を調査すべく、例年実績の高い福井県敦賀の内湾にて新子アオリイカの成長具合を調査してきました。
例年であれば8月後半にもなれば胴長15センチクラスがポツポツで始めるころ。調子が良ければ9月初頭からガンガン数釣りができるようになるわけですが、どうも今年はアオリイカの成長が遅いように感じます。
日の登ったデイエギングなうえに、偏光グラスで海底が見える浅場。とりあえずは様子見ということで、まずは2.5号のエギ(エギ王Qオレンジ下地金)をキャストして探っていきます。
ワンキャストして表層から順に探っていくと、すぐ近くまで小さなアオリイカがワラワラと寄ってきます。イカは居るということが確認できただけでも少し安心ですが、まだまだ目寸10センチもないくらいの子供でエギを警戒して乗りません。
2号のエギにサイズダウンして寄り付いたイカと戯れてみますが、エギに触ってはくれるもののフッキングまでには至らずという状況が続きました。
ここで2.5号のエギに戻し、遠投して基本通りに底取りして攻めていきます。
やや沖寄りで沈めたところで、ようやくイカが乗った手ごたえ!可愛らしいほどのリリースサイズですが、とりあえず1杯上げることには成功しました。
その後もポツポツと掛かりますが、シーズン初期というのもあってサイズは小さい。本格的に楽しめるのは、9月半ばごろからといった感じです。
今年のアオリイカの成長が遅い理由を仮説すると、初夏の海水温の低迷が長引いたことで産卵の時期が遅くずれ込んだ可能性があります。釣行当日も海水温は26度程度と、手で触ると冷たいと感じるほどでした。
もっとも硬骨を持たないイカの成長は非常に速いので、今の段階で10センチクラスとなると1か月もすれば十分に成長していることでしょう。逆にシーズン後半まで新子のイカが入り続けるため、長く楽しむことができるのではないかという期待もあります。
今の段階ではアオリイカを専門に狙いに行くというよりも、別の釣りをしながら空いた時間で少しエギを投げてみるのがよさそうです。
途中でエギにキジハタも食いついてきました。ランディングには失敗しましたが、ハタの活性は高いので根魚狙いは相変わらず好調。アジの大群の回遊も見られたので、当面はサビキ釣りなどを楽しみつつ今後も様子を見ていこうと思います。