地合いを意識したメバリングで効率よく釣って熱くなろう!


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冬の堤防を熱くさせてくれるメバルを求めて、雪で白く色づいた冬の日本海にてメバリングしてきました。

12月半ばは産卵を控えた大型のメバルが接岸します。例年この時期は良い思いをしており、20センチ越えのメバルの入れ食いを経験しているため、調査がてら馴染みのポイントへ足を運びました。

結果的に予想通りの良型入れ食いという展開に満足の釣行となりましたが、個人的にこの時期のメバリングで重要だと思う地合いを狙うという考え方についてまとめてみます。

ベイトが集まる荒れ後の内湾にポイント選定

12月のメバルは産卵前の荒食いのために浅場に寄りついています。となると、まとまったエサが捕食できる場所を選定する必要がある。

釣行の数日前は天気が大荒れで風が強く、雪も降る様な状況でした。当日もまだ沖からのうねりが残っているため、うねりの影響を受けない入り込んだ内湾の漁港に絞って釣り場を吟味します。

まあ毎年天気と海況は似たような感じなので、例年釣れているところは今年も釣れます。どの時期に、どの釣り場で釣れたか?というデータは他の魚以上に重要になると思います。

同時に海水温も気にしてみます。メバルの活性に関しては水温が重要ではないかと検証を続けているのですが、今回の釣り場も水温がシビアでした。同じ漁港内でも、川が流れこんでいる近辺は雪解けの影響か水温8℃ほどしかない。12月の海とは思えないほど冷たく、個人的にメバリングの水温には低すぎると感じました。メバルというより、メバルのエサであるベイトの活性が落ち込むからです。

なるべく川から離れると水温11℃まで上がる箇所があったので、なるべく高めの水温の場所を探しながら釣り座を決定しました。

試練:生命反応の無い海にキャストを続ける

場所を決めて釣り場に着くと、濁りもなく穏やかな凪の海が広がっています。

釣りやすい状況ですが水温が低めなので、丁寧な釣りが必要になる状況です。手始めにジグヘッド1.5gにガルプを装着して、メバル以外の魚の活性も同時に探ってみます。

風は穏やかですがうねりがあり潮の流れも速いため、ジグヘッドが流される感覚が伝わってきます。早く巻くと浮きすぎるため、超スローで巻きながら表層から底まで丁寧にリールを巻いていきます。

釣り開始からしばらくは何のアタリもなく、生命反応が感じられない…。やはり水温が低すぎるのか?フグすらかじってこない様相に心折れかけますが、これは想定の範囲内。日が落ちてメバルの活性が上がってくるのを待ちます。

日が昇っているうちは、海底にある根の位置を確認して攻めるポイントを見つけておきます。

隠れていたメバルが日没と同時に釣れ出す

日が落ちて、そろそろヘッドライトがないと足元が危なくなってくるころ、ようやく待ちに待った時が訪れます。

足元付近まで巻いてきたジグがバシャという音とともに消し込み、ロッドが勢いよく絞り込まれていきます。

メバルと確信して慎重にやり取りして抜きあげたのは、20センチを軽く超える良いサイズのメバルでした!

ここからワンキャストごとにどこへ投げてもメバルが食ってくる地合いに突入します。

表層のボイルこそありませんでしたが、食いあげてくるアタリから、足元ぎりぎりまで追いかけてきてひったくっていくアタリがでるなど食い気は満々。

写真撮影しながらのんびり釣りをしても、10匹以上を掛けてメバリングを楽しむことができました。

入れ食いモードの地合いは40分ほどでパタリと終了

釣り上げたメバルはすべて20オーバーの良型。

入れ食いモードで熱くなるのもつかの間、途端にアタリが全くなくなってしまいます。

遠投しても、近場を攻めても、表層から底まで探りまくっても反応なし。おおよそ40分ほどで怒涛の地合いは終了です。たった40分と思われますが、メバルの地合いはもっと短いこともあるので、これでも長いほうだと思います。大体20分~30分というのが多い。

大きく釣り座を変えても状況が変わらない。本当に気まぐれな奴らですが、こうしたメバルの傾向をつかんで釣りをすることが、この時期のメバリングでは重要ではないかと考えているのです。

攻めどころを考えて狙うと効率が良いのではないか?

お腹が大きな抱卵個体。まだ産卵前で、荒食いをしている段階です

今回に限った話ではないのですが、この時期のメバルって地合いの傾向が特に強く、バタバタと釣れ出したと思うとしばらく後に沈黙ということが良くあります。単に群れが移動してしまったと言う訳ではなさそうで、この辺もう少し検証したいところですが、地合いを掴めるかどうかが釣果を左右することが多いです。

何かしらの条件でメバルの捕食スイッチが一時的に入っていた可能性が高く、またいずれかのタイミングで地合いは訪れてきます。しかし、このタイミングを読むのは非常にむつかしい。

基本的な釣りの地合いである、朝マズメ、夕マズメは外せません。

メバルの場合は、早朝夜明け前のまだ暗い時間夕方日が暮れてライトが必要になってくるタイミングで急に食いが立ってきます

一般にメバル釣りは夜!ということで、完全に日が落ちてから狙う人も多いと思いますが、堤防から狙うメバルに関してはマズメ時の地合いに短期集中したほうが効率は良さそうです。

釣れない中で闇夜にルアーを投げ続けるのは、寒い時期の夜釣りは体に堪えます。手もかじかんできて、繊細なメバリングの仕掛け作りが大変ですからね…。

メバル釣りは楽しみたいけど寒いから気が重いなという人は、30分の地合い勝負に出てみるのが面白いと思います。

今回のヒットワームとジグヘッド
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