ちょっとした家族旅行の合間を縫って、北陸の越前海岸に点在する漁港でアオリイカ調査をしてきました。
2週間前にはサイズが小さすぎて、今年のアオリイカは外れ年かと不安でしたが、堤防を中心にあちこちで数釣りができているようです。
冒頭写真のように、すでに足場の良い堤防ではどこもかしこも釣られたイカの墨跡だらけ。この時期はイカがいる場所であれば、昼でも夜でも釣れてしまうためエギングの練習にはもってこいの季節と言えます。
暗闇の中2.5号のエギを投げると頻繁にイカの当たりがある
今回の釣行は完全に夜の釣りでした。旅館で食事をして落ち着いた20時ごろから、1時間だけ許可をもらって目の前にある堤防で竿だししました^^
タックルも最低限だったので、あらかじめセットしておいた2.5号のエギをさっそくキャスト。
しかし思いのほか風が強くてエギが流されてしまいます。不自然な姿勢でまともに着底できないので、スナップの部分にシンカーを装着して姿勢を安定させます。
風が強い・潮の流れが速い時のエギングのコツ!エギの姿勢をオモリで安定させる水深もそんなに深くないのでシンカー装着は邪道かなと思いましたが、不安をよそにイカパンチの感触がビンビン伝わってきます。
小型ながら活性の高いアオリイカが次々とヒットしてきました。自然なフォール姿勢を演出するために小道具は随時使っていきます。
着水と同時にエギを抱いてるケースもあり気が抜けない!
風が収まったのでシンカーを外してキャストをしていると、着水とほぼ同時にラインを引っ張っていくアタリもでました。
活性は上々のようで他のイカと競うようにエギを追いかけてきてくれます。1投ごとにイカが乗る、秋のアオリイカエギングの醍醐味でもありますね。
- ラインがツーーーーっと横に走る
- 沈むラインが不自然にピタッと止まる
- フォール中にビンっと竿先にイカパンチを感じる
- 着底と同時にズシッとかぶさるような重みが伝わる
表層付近から、底スレスレまでどのレンジでもアオリイカがヒットしてきたので、色々なパターンでイカをヒットさせることができました。
平日でもエギンガーがたくさん!マナーは守って楽しみたい
翌日は朝からエギンガーが竿を振っていました。9月初頭はあまり場所を選ばずとも釣れるので、意外な穴場を探して海岸沿いをラン&ガンしていくのも面白そうです。
私は海岸を北上しながら、家族とのんびりドライブを楽しんでいましたが、道中目に見える漁港や地磯ではほとんどの人がエギを投げている様子。休日の堤防は、一時期のバス釣りを思わせるほどの盛況っぷりです。
一方で露骨な路上駐車をして釣りをしていたり、ゴミの放置などマナーの悪さも目立つので、悪い意味で話題になることも多くなっています。
私が数年前から行きつけていた小さな漁港も、堤防が釣り禁止になって封鎖されてしまいました。
トラブルの主な原因は、違法駐車、ゴミのポイ捨てと、イカ墨で堤防上を汚されることの3つ。
話を聞いていて、意外とイカ墨を堤防に吐かせることを嫌う漁師さんが多いのには驚きました。こびりついて取れないのと悪臭の元になるので好ましくないということです。
駐車やゴミはもちろんのことですが、イカ墨もできるだけ海側へ吐かせるか、水汲みバケツを持参して洗い流すようにしています。
仕事場を汚され、悪臭を垂れ流されるのは誰でも気分いいものではないはず。思えば私も配慮がまだまだだったなぁと省みることはあります。
私ごとき身分で苦言垂れるのも憚られますが、漁師さんや釣り場に関わる人と良好な関係であることは釣り人の責務ではないかと。
刹那に生きるような愚かなことはせずに、また来年も釣りができるようにしていきたいですね。