夜釣りに最適?ナイトグラスを買ったので見え方をインプレ

釣りにおいて日中に海の状況を見えやすくするために、偏光グラスを付けている人は多いと思います。ギラギラ光る海面の反射を抑え、海の中のストラクチャーや根の位置、海中を泳ぐ魚の様子までが手に取るようにわかる非常に便利な装備です。

しかし、あくまで日が昇ってからの話。夜に偏光グラスは不要なものなのですが、夜釣り用のナイトグラスというものが人気を集めているということ。

私はよく夜釣りをしますし、アオリイカのナイトエギングやロックフィッシュで使うと面白そうだったのでさっそくオーダーしてきました。

ナイトサングラスを活用できる状況としては、

  • 夜の漁港で常夜灯のチカチカした水面反射を抑える
  • 夜でもわずかなラインの動きによるアタリをとれる
  • ぼやける視界の中でも安全に釣り場を移動できる
  • 夜間のドライブでもクッキリした視界を確保できる

光量の少ない夜において、活発に活動する魚を釣りたい夜釣りアングラーにとっては興味深い商品です。

ナイトグラスは夜釣りや夜のドライブで使うサングラスとして設計されています。(サングラスっていうのも少し変だけど)

偏光グラスや日中のサングラスとは違った特徴を持っているため、うまく使い分けることで快適な釣りができるようになります。

ナイトグラスには最も弱い「度」が入る

ナイトグラスが特徴的な機能として、視力に問題ない人でも「度」が入ったレンズを使うということ。

度が入る理由としては、夜の少ない光でぼんやりと狂ってしまう視力を矯正するため。確かに言われてみれば、沖の漁船の光がぼやーっとしてゆらゆらしたり、多少明かりがある漁港でも焦点を合わせづらいという感覚があります。

私の場合は視力は0.9、1.2という状況でしたが、一般的な最も低い度のー0.25という数値で違和感ありませんでした。購入時点では夜の釣り場で試せないのですが、昼間にかけてもクラクラしない程度の度を入れるということです。

※度を入れるため既製品で買うことができず、個人に合わせた調整が不可欠。ナイトグラスを展開しているタレックスの代理店であるメガネ屋さんで、視力を測ってもらいつつオーダーする必要があります。

レンズカラーのチョイスの違いによる役割の違い

偏光グラスでは見え方の異なる様々なカラーが販売されていますが、ナイトグラスの場合は大きく2種類のカラーからレンズを選ぶことになります。

オレンジ系のレンズ

オレンジのレンズは光をより多く集めるという特性があり、夜の海における少ない光量を集めてくれるということ。昼間にかけても明るく見えます。

わずかな光を集めて視角を際立たせ、ぼんやりとした光の揺らぎを度の屈折で矯正することで、夜釣りにおける見えやすさと目の疲れを軽減してくれるということ。

ピンク系のレンズ

ピンク系のレンズは偏光グラスと同じように、物のシルエットを浮かび上がらせる役割があります。テトラや磯の岩など障害物が多い場所で夜釣りするときには、移動の際の安全確保という点では効果を発揮してくれそうですが、こちらはあまり一般的ではないということ。

夜釣りを快適にということで少ない光を集めて見えやすくする需要が多いことから、用途にこだわりがなければオレンジのレンズを使うのがよさそうです。

ナイトグラスをかけて実釣!釣りやすさに違いは出るか?

ナイトグラスを用いて、さっそくナイトエギングへ。常夜灯がある場所から、闇夜に近いテトラ帯まで、幾つかの漁港を移動しながら見えやすさに違いが出るかを確認してきました。

まず個人的な体感ですが、劇的なほどの変化を感じることはできません。過剰な期待をして購入すると拍子抜けするかもしれません。

実際に得られた体感としては、かけているとぼやけた視界がくっきりとして、暗い中で視界に入るものの輪郭が分かりやすくなります

夜釣りでも昼間のように見える・・・というようなハイテク性能はなく、あくまでも視覚情報をサポートするものというイメージ。

ある程度街灯や漁港の明かりがある場所ほど違いが分かりやすく、月明りすらない闇夜ではナイトグラスを付けていても視覚から得られる情報はほぼなくなります。

夜でもラインの動きでアタリを取れるようになるか?

ナイトグラスを付けることで一番良かったのが、多少の明かりさえあれば、ラインの動きを追うのはとても楽になったことです。

ラインの背景となる海や堤防とのコントラストがはっきりするため、浮かび上がったようにラインが見えるようになります。

足元にランタン程度の光源でも置ける環境であれば、不用意にヘッドライトを照らすことなくラインを追う釣りもしやすくなりました。

特にエギングなど、ラインの変化でイカのアタリを探るような釣りで釣果アップに繋がりますね。

夜の堤防の移動しやすさやストラクチャーの視認性

堤防上の障害物や、岩やごみなどの凹凸もくっきりしてくるので、釣り場での移動の安全性向上もナイトグラスをする一つの理由になると思います。

ヘッドライトの明かりは必要ですが、全体的にシルエットがはっきりしてくるので、見落とした段差や岩でつまづくといったトラブル回避にも役立ちます。

夜のドライブの視認性向上は釣り以外でも活躍

ナイトグラスは釣りのみならず、夜のドライブにおいても見やすくて重宝してます。

釣りでは夜に車を走らせることが多いですよね。夜釣りに限らず、朝マズメを狙った釣りでは暗いうちに出動しますし、夕マズメの釣りを終えたら帰りはもう暗くなってます。

海沿いの街灯がない海岸道路を走る際にも負担が少なく、また高速道路を走るときも必要以上の明かりが目に入るのを防いでくれるため目が疲れません。

視界がはっきりすることで目が冴えて、運転するときにも意識にハリが出てきます。トラブルなく釣り場まで行き、安全に家に着くまでが釣りですから、嬉しい誤算として活躍しています。

タレックス直営店の眼鏡屋さんにてオーダー

ナイトグラスを使ってみたい場合は、既製品としては売られていないので取扱店にてオーダーする必要があります。現在はレンズメーカーのタレックスが商品展開をしています。

大阪にあるタレックスの本店に出向こうかとも考えましたが、地元にも提携の代理店であるメガネ屋さんがたくさんありました。さすがはメガネのプロだけあって、釣具店よりもスムーズに話が進んで説明も分かりやすかったですね。

度の調整についての説明を受けてからレンズのカラーを選び、フレームを選ぶというだけでしたので所要時間は30分ほど。

価格はナイト用のレンズが左右で¥12,000円。これにフレームの値段がプラスされます。夜釣りではエギングやルアー釣りが中心なので、ZEALOPTICSのチタンフレームを奮発。合計で¥34,000と夜釣り専用のメガネとしてはちょいと欲張りすぎかなという感じに…。まあ、実際に使って十分満足できたので、後は元取れるように頑張って釣りに行きます。

オーダーには10日から2週間ほどかかります。私の場合はきっちり10日で出来上がってきましたが、地域や混み具合によっても変わるかもしれません。急ぎで使おうと思っていてもすぐに手元には来ないので、気になったら早めにオーダーしておくことをおすすめします。