アジを釣ったら泳がせ釣り!簡単仕掛けで釣れる魚

夏の堤防釣りの定番といえば、アジやサバのサビキ釣りですね。小型ながら沢山つれてしまう魚たちですが、アジをエサにもっと美味しい思いをしてしまおうというのが泳がせ釣りです。

泳がせ釣りというのは活きたアジをそのままエサにして海中を泳がせ、小魚を捕食している大型の魚を釣るという釣り方。ターゲットが豊富で大物が狙えるとあってやらないともったいない釣り方です。

堤防から狙えるアジの泳がせ釣りのターゲットとしては、シーバス・カサゴ・ソイ・キジハタ・アオリイカ・ヒラメ・青物(サワラ・ハマチ・カンパチなど)が食ってきます。

潮通しがよくて大規模な漁港では青物の回遊が結構あるので、堤防からでもこれらが釣れてしまう可能性がグッと上がります。

アジの泳がせ釣りの道具と簡単な仕掛け

★用意するものはアジを生かしておくためのスカリ(海中に入れておく網)やブクブク付きのバケツなど。アジをすくうときに弱らせない為に小型の網も用意しておくといいですね。

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バケツだけだと弱りますが、エアーポンプがあれば数時間生きています。一番は魚を生かしておくスカリを使うのがいいですが、足場の高い堤防だと少し不便な点は注意です。

アジ泳がせ釣りの仕掛けはどう作る?

釣具屋さんに行くと「専用の泳がせ釣り仕掛け」も売っていますが、実は簡単な仕掛けでを即席で作ることができます。加えてバッグの中に専用仕掛けを1つか2つ持っていけば安心して釣りができると思います。

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図のような仕掛けでもちょっとした合間に泳がせつりをするには十分です。ハリをアジの鼻先に通し、海の放り込んでおくだけ。

使うアジは大きすぎない10センチ程度で活きの良いものを針に付けるようにします。

アジの鼻先、やや上にハリを刺す

アジの鼻先か、尾っぽのぜいごにハリを引っ掛けてもよい。濡れた手で手早くつけること

このようにスナップ式のサルカンを使うことで、道糸の間をアジが自由に泳ぎまわることができます

固定して沈めてしまうと蟹に食われたりアジがすぐに死んでしまうので、定期的に仕掛けをチェックしていくといいです。キジハタやカサゴ・ソイ・ヒラメなどの底物を狙うときに威力を発揮します。

※先にオモリだけを投入しておき、アジを付けたスナップ付きの仕掛けを道糸に掛けて送り込むのも良いです。アジが自由に動き回れるため、エサ持ちもよくて格好の的になってくれます。

口の大きなハタ類は泳がせ釣りの好ターゲット

ハタ類は泳がせでいとも簡単に食ってくる

表層を泳ぐ青物狙いの仕掛けや、アオリイカを狙った仕掛けでは、浮力の大きめのウキを使ったウキ釣り仕掛けでアジを泳がせておくだけでOKです。

狙う魚によってはアジを泳がす層を考えなければいけませんので、根魚やハタ類狙いならオモリで底に沈める・表層の青物ねらいであれば浮き釣りの仕掛けにそのままアジをハリ掛けして投入しておくようにしましょう。

私はハタ類や根魚を狙うことが多いのでこの仕掛けを使うことがほとんどです。アオリイカなど狙う際は「多段式の掛けバリ付き専用仕掛け」があるのでそちらを使うようにしましょう。

泳がせ釣りは別名「飲ませ釣り」!コツはじっくり飲み込ませること

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青物を狙ってウキが消し込むのを待つ。ウキがぴょこぴょこ動き出したら、アジが何かから逃げて暴れている可能性あり。

泳がせ釣りは、別名で飲ませ釣りと呼ぶ人もいます。

エサとなるアジをしっかりと飲み込ませることでハリのすっぽ抜けを防ぎ、大物もがっちり釣り上げることができるのです。

このため、泳がせ釣りでは如何に抵抗なくエサのアジを食い込ませるかがカギとなってきます。

仕掛けを海に投入したら、リールのドラグを最大限緩めておくか、リールのベールを起こした状態で糸がフリーに出ていくようにしておきます

食いついた青物はラインや釣り竿の抵抗を感じると、一気に飲み込まずにアジを引きはがそうと暴れます。エサのアジだけ食いちぎられてしまってハリ掛かりしないという残念な結果になりかねません。

自然にアジを泳がせつつ、しっかり飲み込ませることを意識して仕掛けをセッティングしておくのがポイントになりますね。

泳がせ釣り・飲ませ釣りのまとめ

アジを大量にお土産にするのもいいですが、ちょっと手間をくわえればもっとでかいお土産に化ける可能性がありますのでぜひやってみましょう。

※アジが泳ぎ回るため、混んでいる釣り場では仕掛けが絡むことがあります。スペースには気を使ってやりましょう。

堤防からヒラメを釣る仕掛けは泳がせ釣りが一番!?キスキスやハゼをエサにした泳がせ釣り(飲ませ釣り)で釣れる魚!
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