三重の釣り堀「正徳丸」初めての人向けの手順と釣り方

海の釣り堀がたくさんある三重県エリアの中でも、知名度が高く規模も大きいのが「正徳丸しょうとくまる」です。

常連さんの話を聞くと、とにかく釣れるということで評判は上々。実際に行ってみると釣れるのはもちろんですが、利便性の良さに加えて安全面にも配慮が行き届いた釣り掘りでした。

  • スタッフさんが多くとても親切
  • 子供でも安全で親子で楽しめる海上釣堀
  • 高速インターから近くレジャー施設も多い

ここでは正徳丸での釣りの作法やルール、数釣るためのポイントについて詳しくまとめていきます。

正徳丸初めての人向けの釣り始めるまでの手順

広い駐車場+事務所で受付を済ませる

駐車場は広く100台近く止めれるスペースがあるので安心。駐車場脇に事務所の小屋があり、手洗い場やトイレ、自動販売機などが並んでいます。

大きな荷物は軽トラへ。手荷物をもってイケスへGO

受付開始時間近くになると、軽トラックが駐車場内を巡回してくれます。魚を入れるための大きなクーラーや道具箱など重いものはイケスまで運んでくれるのでらくちん。

朝7時30頃に受付開始(スタッフがマイクで案内してくれる)

一般に受付スタートが7時30分で、釣り堀にしてはやや遅めです。事務所前に並び、順に料金を支払って手続きをします。

基本的にはすべてスタッフさんが拡声器で案内をしてくれますから案内通りに従っておけば大丈夫。初めての人にも丁寧に教えてくれます。

料金を支払ったら一般の人は釣り座抽選のくじ引き

料金の支払いが終わったら、一般の人は釣り座抽選のために再び並びます。

貸し切りの場合はスタッフの案内に従って道具を整えてイカダへと出発。

抽選は公平なくじ引きですが、くじを引く順番は「予約順」となっています。早めに予約すれば早くくじを引ける仕組み。

抽選順に釣り座を決めて合図とともに釣りスタート

イケスまでは徒歩3分ほど。一本道で迷うことはありません。自然そのままの湾内に作られたイケスなので、雄大な自然を丸ごと楽しむことができます。

魚を入れるための大型クーラーは入り口付近のスペースに固めておいておきます。名札のテープを貼ってくれるので、よほどのことがない限り間違う心配はないと思います。

イケスに上がったら、抽選の番号順に指定されたイケスで釣り座を決めます。釣りやすい角地から埋まっていきますが、風向きなど釣りやすい場所で選べば大きくは変わりません。

一般の釣り座は分かりやすく区切られていて、スカリやタモもセットしてある

釣り座にはスカリやタモがセットしてあります。カラーで色分けされていて分かりやすい。隣に入らせてもらうときには一声挨拶をしましょう。混んでいても気持ちよく。

正徳丸さんは常に複数のスタッフが付いており、初めての人や慣れてない人でもすぐにサポートしてくれます。釣り座まで荷物をサッと運んでくれたり、よく釣れそうな場所を案内してくれたりとしっかり仕事してくれてる感がものすごい。愛想の悪い人は一人もおらず、一人一人への気遣いができていると思いました。

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正徳丸で数釣るためのポイントについて

イス(黄色のかご)も無料で貸してくれる

いざ釣り開始!正徳丸ではおおよそ8時30分から14時30分までの6時間釣りすることになります

放流は合計3回。9時ごろにマダイ、シマアジ、10時ごろに青物の順で放流されますが、マダイとシマアジなどは一緒に放流されるケースが多いです。

やはり初めはマダイやシマアジ狙いで釣りを組み立てるのがベスト。

活性を見ながら、釣ったマダイを青物が追いかけてきたり、青物が浮いてくるような状況であれば早めに大物狙いをしてみてもいいと思います。

棚は7メートルほどで根がかりしやすいので注意

正徳丸では対面で釣り座を決める仕組み。横の人との糸絡みにだけ注意

正徳丸のイケスは広さに違いがあれど、深さは統一で中心地7メートルほど

あまり深くないですが、潮の流れなどで変形していることもあり、ギリギリ7メートル付近では底のネットに根がかりするケースが多く見られます。

概ね6メートル前後がアタリだなになることが多いので、タナ取りはしっかりと行い、こまめにウキ止め糸を確認して深くなり過ぎないように注意しましょう。

マダイ狙いでは練りエサやエビエサが好反応

マダイは大型が揃い、引きも強くて面白い

定番のマダイは正徳丸でも大漁に放流されています。今回私が行った時にはマダイを15匹仕留めました。しかし、当日のマダイ竿頭は一人で25匹も釣ってるので侮れません。

それくらい魚影は濃いという証拠。タナ調整さえしっかりすれば一般的な釣り堀のエサに果敢に食いついてきます。

マルキューのマダイ用練りエサ、オキアミ、甘えび、シラサエビ、キビナゴなどエサをローテーションすることでアタリが止まることがありませんでした。

海上釣り堀で定番のエサ選びと、隣の釣り人より食わすためにできる工夫

釣れるサイズも大きく、マダイとは思えないような強烈な引き。まずはマダイを数枚仕留めて景気を付けていきましょう!

青物が掛かった時は10分間の制限時間あり

10時ごろの青物の放流とともに大型ウキで狙ってみる

青物は季節により違いありますが、ワラサ、カンパチ中心にブリクラスも放流されています。

一般的な青物の仕掛けを使うことで問題ありませんが、正徳丸では青物が掛った際に釣りあげるまでの制限時間が設けられています。

10分以内に釣りあげないといけないので、結構プレッシャーかかるかも。「青でーす!」と叫べば、即座にスタッフさんが飛んできて計測始めます。

ただスタッフさんがきっちりサポートしてくれますし、10分って意外と長いのでブリ級の大物を掛けない限りは十分上がってきます。

海上釣り堀初心者のタックル選び「竿・リール・仕掛け」考察

釣れない人のための救済措置があるので安心??

食いが悪く、皮一枚での掛りが多い渋い日もある。釣れない時はスタッフを呼ぼう

ここで面白い取り組みがあるので触れておきます。

正徳丸では、11時ごろになっても1匹も釣れていない人がいる場合、釣れない人オンリーの専用イケスで釣りすることができるのです。

昼頃になってもスカリに魚が入っていなければ肩ポンされるので、ここは恥を捨てて1匹ゲットしにスタッフさんに甘えておきましょう。

ボウズ逃れのための駆け込み寺…マダイなどが中心ですが、思うように釣れない時はスタッフさんが専用のイケスで手取り足取り釣れるまでサポートしてくれますので活用しましょう。

ベテラン勢としては恥ずかしいので、何とかここへ行くのを免れようと頑張ったりします。

子供連れが多く地続きで親子で楽しめる釣り堀

私も子供が大きくなったら一緒に竿を並べたいなぁ

正徳丸さんに何度か足を運んで気づいたことととしては、他の釣り掘りよりも子連れで来ている人が多いということ。ファミリーの貸し切りのみならず、一般枠に親子で釣りに来る人が多い印象を受けました。

これは正徳丸が地続きのイケスであるため安全性が高いというのと、スタッフさんの対応が親切で子供にも安心して釣らせてあげられる2点にあると思います。

朝の開始も遅めなので家を出る時間にも余裕が生まれます。親子で釣り掘りに行き、大物を仕留めて楽しみたいなら正徳丸はとても魅力的な釣り堀ですね。

釣りが終わったら魚をまとめて締め場へ持っていきます

終了の合図とともに片づけて撤収。魚を締め場までもっていき、血抜きをしてクーラーへ入れてくれます。

終了より早い段階で締めてもらうことも可能です。正徳丸のイケスには魚を自分で捌くためのシンクが設置されているので、早めに釣った魚のウロコやワタを処理しておくことも可能。

自宅で調理するのは良いけど、生ごみの問題やニオイなどで家族に煙たがられてしまうという人にはうれしい設備が整っています。

クーラーは再び軽トラで駐車場まで運んでくれますから、忘れものの無いように片づけをして帰りましょう。

海上釣堀正徳丸についてのまとめ

今回は釣り堀正徳丸のルール作法や釣り方について、初めての人でも迷わないようなポイントについてまとめてみました。

公式サイトもきれいで見やすくて◎。釣り施設関連ってWEB対応が遅れてるところ多いですが、正徳丸さんはスマホでも情報が分かりやすいです。

高速道路のインターからも近くて分かりやすく、同中にはコンビニ、釣りエサ屋、道の駅など立ち寄れるスポットが充実しているのも利点の一つです。

人気の釣り堀なので土日はすぐに枠が埋まってしまいますが、安全で良く釣れる釣り堀なので美味しい大物を釣り上げたい人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

釣り堀「正徳丸」公式サイトはこちら

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