福井県敦賀から近い海の釣り堀、フィッシングレインボーに行ってきました。
ここは三方五湖という海とつながった湖にあるので、波がなく風も穏やか。陸から桟橋で渡れて船酔いの心配もないことから、船が苦手な私も何度か訪れている釣り堀です。
- 高速インターから近くてアクセスが良い
- 陸続きで穏やかな内湾なのでイケスが揺れない
- 日本海の美味しい魚がたくさん釣れる
フィッシングレインボーの釣り予約から、しっかり元を取るための釣り方まで、私の経験も交えつつ釣り堀初心者向けに爆釣のコツをまとめています。
予約は必須!電話かメールで余裕を持ってしておく
フィッシングレインボーに行くときは予約必須となっているので、まずは公式サイトで予約状況を確認しつつ日程を決めます。
サイトの更新が遅い時もあるため、予約は電話をするのが確実。意外と夕方以降繋がらないことが多いので、確実に人がいる午前中から午後早い時間に電話するのがいいです。
必須の釣り具とレンタルできる備品など
有料でレンタルできるもの
釣り竿・リール・仕掛けのセットが1本¥1,500円
他に釣り餌は多数販売しており、大物が釣れた時用に発泡スチロールのクーラーと氷は販売しています。
無料で貸してもらえるもの
- 釣った魚を生かしておくスカリ
- タモ網
スカリやタモは常備されてるので不要。これ意外と有料の釣り堀が多いので助かりますね。
基本的に何も持っていかなくても、お金さえあれば釣りを続けられるようにはなっています。
フィッシングレインボーに着いたら
釣行当日は余裕をもって早起きしていきましょう。なにせ釣り堀全体の釣り時間が決まっているので、寝坊・遅刻すると短時間しか釣れないことになります。
すぐ近くに、フィッシングランド日向があってよく似てるので間違えないように注意。
受付で料金を支払い、必要に応じてレンタルや釣り餌を買います。和気あいあいとしつつも、決して安くない料金だけに「元を取ってやる」という釣り人の気迫に満ちた空間です。
釣るいけすの番号を伝えられるので忘れないように。その後、一般の乗り合いの場合には、釣り場の位置決めをするくじ引きがあります。
ただし、釣り堀という性質上、いい位置かどうかは釣り始めるまで分かりませんね。
タナ調整:水深は足元7メートル、中央付近9メートルほど
釣り座が決まったら、仕掛けの準備をしてそそくさと釣りを始めます。
ここで仕掛けを作るときのタナ設定の情報として、小イケスでおおよその水深が足元付近は7メートルほどあり、中央にいくにつれて9メートルと深くなっていきます。
ただし場所によって深さがまちまちで、油断するといけすの底の網に根がかりしてしまうので注意。大体6、7メートル辺りのタナを探っていくのが良いです。
レンタルタックルはウキ釣りの仕掛けですが、アタリのあるタナを探って釣るのは共通しています。ウキ止めをこまめに動かしつつ、魚が泳いでいる層を攻めていきましょう。
朝一は3メートル程度の竿で軽い仕掛けの脈釣り
私はマダイなど小物用と、青物狙いで2種類のタックルを用意しています。1本でも十分ですが、青物用の竿で鯛を釣るのはあっさり過ぎて面白くないし、仕掛けも細く釣りやすくなるからです。
- 2.4メートルのマダイ用竿
- 2500番のスピニングリール
- 道糸はPE4号の釣り堀用ライン
- 0.5号のクッション重り
- 3号のハリスがセットされたマダイ用仕掛け
朝一番はウキを使わない短竿の脈釣りでマダイ・シマアジを狙ってみます。
フィッシングレインボーは放流タイムが2回あり、1回目は釣り開始から30分後にマダイやイサキなどの小物が放流されます。
朝一番はマダイの活性が上がるので、まずは1匹お土産確保のために団子エサで鯛捕りに行きましょう。
タナをカウントできるリールがあればベストですが、私はマーカー付きのラインを頼りにしてタナを探っていきます。
4メートル、5メートル、6メートルと1メートル刻みでゆっくりと仕掛けを落としていき、アタリがあったタナを覚えます。釣れたら今度は同じタナまで一気に落とし、アタリがなければまた順に探っていくと効率よく数掛けることができます。
食いが浅い時はアタリがでたら早めに掛けアワセるといい時もありますね。この日は日が昇ってから食いが浅くて、危ない掛かり方してることが多かったです。
青物狙いはウキ釣りで中央付近を幅広く探る
釣り開始から2時間ほど、2回目の放流で青物(ワラサ、カンパチ、ブリ)が放流されます。
このタイミングで鯛釣りを一旦切り上げ、青物狙いの仕掛けを投入していきます。
ここでの青物仕掛けについて、レンタルタックルの仕様を見せてもらうと以下のようになっていました。
- 道糸ナイロン6,7号
- 4000番のスピニングリール
- 3号ウキ+クッション付き重り
- ハリスは5号ライン
海上釣り堀の基本的なタックルで、マダイも青物も狙える十分な仕様です。
掛かった魚が大型の青物と分かれば、「青です!」と叫んでおきましょう。頑張っていれば隣のおじさんがタモ持って駆けつけてくれるでしょう。同じように他の釣り人が苦戦している時は、タモ入れをサポートしたりするのが釣り堀のマナーですね。
個人的に実績大だったフィッシングレインボーでの釣り餌
ここで、フィッシングレインボーで実績高かったエサについて。
マダイやシマアジ狙いで行けば、
- マルキューの食わせマダイスペシャルA
- 同じくマルキューのマダイイエローB
が鉄板。これで釣れなかったことはありません。
シマアジには虫エサ(アオイソメ)がいい時もあり、数種類ローテーションしていくのはどこの釣り堀でも必須ですね。
青物狙いで行けば、運が良ければ活きアジを販売してるので使うのが間違いありません。ただ、イワシやキビナゴの冷凍エサでも問題なくってきて、活きアジを泳がせてる人の隣でキビナゴに食ってきてくれたことが何度もあります。
基本は養殖場で飼いならされた魚たちでもあるので、死んだエサでも問題ないと思って私は釣り堀で活きアジ買ったことありません…。細かいところでケチですが、釣れるのでOK。
常連さんとの会話では、「カンパチには冷凍イワシ!マダイもキビナゴだけで釣れる」と豪語する人もいました。実際にキビナゴだけでバンバン釣ってたので、1パック忍ばせておくのはありかなと思っています。
釣り時間は6時間の勝負!貸し切りは時間調整可能
フィッシングレインボーの釣り時間は、基本6時から12時までの6時間勝負。11月以降朝、6時で真っ暗な時期は30分遅れるときもあります。
貸し切りの場合には、事前に相談をしておけば1、2時間は時間をずらすこともできるようです。貸し切りしたいけど、遠方で朝6時に集合時間を合わせるのは厳しい!という場合には予約段階で相談してみるといいです。
釣り終わったら魚の血抜きしてもらって後片付け
終了30分前に合図されるので、ぼちぼちラスト1、2投しつつ片づけを始めます。
終了間際にはごみの回収に回ってきてくれるので、仕掛けのごみなどがあればまとめておくといいでしょう。
片づけたらスカリを海から上げて、イカダの入り口の絞め場にスカリごと持っていきます。大量だったときは一輪車もあるので借りましょう。
血抜きしてカゴに入れてくれます。他の人と間違えないようにクーラーをもって待機しておくといいです。
- 氷はバケツ一杯¥300円
- ウロコ取り・ワタ出し1匹¥300円
- 捌いて切り身が¥600円
有料で捌いてもらえますが、たくさん釣れた時には意外とお金かかりますね。
自分で捌ける人は血抜きしてもらうだけなので、やること終わればスタッフさんに挨拶してそのまま撤収です。
フィッシングレインボーのまとめ
フィッシングレインボーでは、もし1匹も釣れなかったらお土産(マダイ1匹)はくれるそうですが、幸いにも今までお土産をもらう羽目になったことはありません。
どうしても釣れない時には、隣で釣れている人の仕掛けや狙い方をちょっと盗み見して真似したり、釣り堀のスタッフに助けを求めましょう。ここでは定期的にスタッフの人もウロウロしてくれてるので、遠慮なく聞いてみるといいです。
あとは、周りのおっちゃん連中の会話によく聞き耳を立てることです。
やはり常連さんは上手いし数釣ります。あーでもないこーでもないガヤガヤ言いながら、「今○○エサで釣れたで!」とか、「タナは〇メートルやで!」ってやり取りが聞こえてきます。
イケスが違っても魚の活性は似ているので、釣れてる人のつぶやきを真似してみるのが一番手堅いですね。
比較的小規模な釣り堀ですが、それだけに落ち着いて釣りを楽しめるので気に入っています。たまには大物相手に気軽な釣りをするのもいいものですよ。