12月産卵前のメバルを狙い撃つ!ポイント選定とメバリングでの釣り方

寒くなって水温低下とともに釣れるようになってくるメバル。12月のシーズン初期は産卵前のメバルの荒食いを狙って釣れるチャンスとなります。

メバルは12月の中旬から1月初頭にかけて産卵(スポーニング)に入るため、群れを成して浅場に食い込んでくるので大型の数釣りが可能な時期。

逆にこの時期を逃すと食いは徐々に落ちていき、産卵後の体力回復をする3月ごろまで渋い時期が続きます。

今回は産卵期のメバルを狙うために、ソフトルアーを使ったメバリング釣行したことをまとめていきます。

荒れ後にベイトが集まる湾内にポイントを絞る

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山に囲まれるなど静かな湾内にメバルのエサが集まる

産卵期のメバルに限らずですが、メバリングで重要なのはそこにメバルがいるかどうかが全てです。

広大な海ではポイントが無限にあります。しかし、堤防やテトラでオカッパリから狙える範囲となれば、ある程度の読みをして釣り場を選定していく必要があると考えています。

メバルは他の根魚と違って群れを作って移動してくるため、まずは群れが入ってくる場所と条件が満たされているポイントかどうかが重要。

今回の釣行は冬の天候で荒れた後の湾内エリアに絞り、ある程度エサとなるベイトが入り込んでいる可能性がある場所にしました。

天気が良ければ湾内外海問わずに静音な凪の海況が広がりますが、微妙に海の中の状況は異なっています。荒れ後であれば小魚が入り込んでおり、運が良ければそこら中でメバルのボイルが始まって表層で入れ食いという状況も起こりうるからです。

今回は見事に読みが当たり、小規模ながらもボイルが多発。狙い撃ちすれば何を投げても食ってくると言う状況に遭遇しました。

群れの動きが速い!メバルの群れ追うかポイントで待つか

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朝マズメにメバルがあちこちでボコボコ水面を乱舞する状況がしばしば起こりました。

活性高く、エサとなるベイトが多く入り込んでいる証拠。しかし入れ食いとなるボイルも、思いのほか長続きしません。

産卵期のメバルの傾向としては、群れはあまり大きくなく移動も早い。単発の群れが回遊しているケースが多く、入れ食いとなっても一時的なものにとどまることが多いように思います。

そこで、2通りの狙い方があります。今回は友人と2人でメバリングに挑んだのですが釣り方は全く逆。

私は潮通りの良いテトラの切れ目に陣を構え、ひたすら回遊してくるメバルを待ちながらルアーを投げ続けました。アタリが遠のいたら、単発で居付いているメバルや根魚を狙っていくスタイル。

友人は体力があったのでテトラを端から端まで移動しつつ、回遊するメバルを追いかけるようにしてラン&ガンを繰り返すような釣り方をしていました。

メバル

24センチメバル。ワームはガルプベビーサーディーン

結局両者の釣果としては特に変わらず、お互いに仕留めた総数は70匹前後となりました。

ここで重要なのは、中途半端に攻めるのではなく、待ちなら待ちでよいポイントを見つけ次第徹底的に粘る。もしくは多くのメバルのボイルに当たるために移動を繰り返して拾い釣りをしていくなど、釣り方を絞ってメバルを釣った方が効率よく釣れる可能性があると考えています。

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基本アクションは表層から中層のスローリトリーブ

産卵期と言えどもメバリングのアクションは、レンジをキープしたスローリトリーブ。簡単に言えば、投げて巻いてくるだけです。

使った仕掛けはジグヘッドオンリーで、1.5gから2gまで。沖目にボイルが出たときは2gと少し重めのジグに即座に変更して、飛距離を取ることで想像より簡単に釣れてしまいます。

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手軽にワーム交換ができ、まっすぐにアクションが安定するジグヘッドまっすぐは優秀

仕掛けの交換が頻繁になる状況だったため、ワームが手軽につけられる「ジグヘッドまっすぐ」をチョイス。一見細軸で頼りなさそうに見えますが、これで昨年28センチを仕留めているのでよほど暴れられない限りはハリを伸ばされたりはしません。

メバリングの基本にのっとり表層付近を意識しながらも、アタリがなくなったらややルアーを泳がすレンジを下げてみる。それでダメならカラーをチェンジしたり、エギングのようにシャクリを入れたりダートさせるなどのアクションを加えて誘いを入れていくと食ってくることも多かったです。

ほとんどのメバルは着水後即座に巻き始めて食ってくるパターンが多かったので、活性は高いのが幸いでした。しかし、ある程度柔軟にアクションを変えていくことでメバルを飽きさせずに食わせることができたと思います。

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底に落とせばカサゴなど根魚も食いが立つ時期に入る

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穴ハゼも20センチ超えるとなかなかいい引きをする

メバルが釣れなければ、テトラや堤防周辺に集まっている根魚を狙って遊んでみるのも意外と楽しめます。

20センチに迫ろうかというアナハゼであったり、底に落とせばカサゴが高確率で食ってくるので1投1投飽きさせない釣りを楽しむことができます。

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定番のチビガシラ(カサゴ)は悲しいくらいに入れ食い

冬は天気の影響で釣りに行けない日も多く、海の荒れ具合や風などの影響を読むのが難しいシビアな釣りになります。メバリングでは特に軽い仕掛けを操作するので、この時期の釣りは天気次第なのが悩みどころ。

しかしいざ条件さえハマれば25センチクラスのメバルが揃う、産卵前の爆釣を味わうことが十分に期待できるため、この12月中盤から後半は目が離せないものとなっています。

今回釣ったメバルは意外にもほとんど抱卵しておらず、まだまだ産卵はこれからという個体ばかりでした。地域にもよりますがまだしばらくは入れ食いが楽しめそうなので、年末年始も期を見てはメバリングに臨みたいと思います。

地合いを意識したメバリングで効率よく釣って熱くなろう!
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