ちょっと気分転換に海へ・・・。やはり疲れたり思い込んだ時は海に行って癒されるのが一番です。
いつもはフカセ釣りを中心に釣りしますが、久しぶりにレンタルボートを借りていろいろな魚を狙う五目釣りなんてのも面白いかなと。
お世話になっている釣りエサスーパー越前さんに聞いてみると、貸しボートが空いているということだったので早速契約!レンタルボートってもっと高いイメージだったけど、1日借りて2800円は安いのではないでしょうか。
時期的にキスが落ち着いており、型は狙えないけどそこそこは釣れるということ。代わりにアジの型がよくなってきており、沖を流せば20センチ級が揃う。さらにタコが調子よくてタコジグなどで釣果が上がっているということでした。
一応ボートでキスを釣りながら、地合い次第でアジを狙い、釣れたアジで泳がせ釣りしながらタコも狙うという贅沢な皮算用しながらボートを漕ぎだします。
そこまで沖に出なくても十分釣れる
ボートを漕ぎだすといっても広い海ですから、堤防釣り以上にポイント選定に迷います。
海を見渡すと、すでに自前のボートで漕ぎ出してる人が3隻ほど見えます。初めてのポイントで分からないときには、すでに釣りしてる人の近くへ行くのがベストですね。あまり近寄ってもいけないですが、どこまで沖に出るか、どこの辺りがポイントになりそうかを判断する目安になります。
ボートと言ってもそんなに沖に出る必要はなく、ポイントになるのは岸から2、300メートル付近が中心ですね。何を狙うかにもよりますが、青物とか狙うのでなければ沿岸部を潮の流れに乗りながら、広範囲を攻めた方が釣れます。
外道に交じり飽きない程度に色々な魚がヒット!
早速キスを狙うも、案内通り数があまりいない模様・・・。釣れるは釣れるんですが、メゴチ(ヌメリゴチ)時どきキスという感じで数釣りは厳しかった。
先に海に繰り出していた常連さんとお話ししましたが、先週と比べても一気にキスが減ったとのこと。ものの1週間で海の様子が変わるというのがまた面白かったりもしますが、今日は辛抱の釣りになりそうです。あちこち移動してボートを流しながら、キスがいるポイントを探して彷徨います・・・。
おまけに釣れてくるのが、写真のエソ。口がでかく品のない顔したやつで、小骨が多くて食べるの大変なので喜ばれない外道です。一応かまぼこの材料になるらしい。
小さなキスが釣れたので泳がせ釣りで流していると、小型ながらマゴチがヒットしました。
マゴチはこれからの時期も有望な夏の釣りのターゲットですね。肉食なので基本的に泳がせ釣りかルアーで狙える魚で、ヒラメともポイントが被るのでエサの小魚さえ確保できれば期待値は高まります。
キス用のイシゴカイがなくなったので、アンカーを下してボートを固定してサビキ釣りを始めます。サビキ釣りするときはボートを固定しないと集まったアジの群れから遠ざかってしまいます。蓋がついたサビキのカゴを一気に底まで落としていくと、海底付近を泳ぐ15から20cmサイズのアジが入れ食い。やっぱりサビキ釣りはこの時季外れがありませんね。
※この辺から超絶な船酔いでクラクラになって写真がないのが申し訳ない。
泳がせ釣りでは他にタコもヒットしてきました。おそらくは弱って死にかけていたエサを抱え込んだところハリ掛かりしたというケース。逃げられないように必死で写真を取り忘れてしまいましたが、タコが狙えるのが夏の五目釣りの面白いところ。
午前中こそベタ凪でしたが、すぐに風が強くボートが大揺れに煽られるようになったので早めの撤収。
ボート釣りでは堤防と少し道具が異なる(特に竿)
ボート釣りをするうえで色々とタックルを持ち込んだのですが、改めて思うことは竿は短いものしか使えないということ。ボートの上では立ち上がれませんし、上半身の動く範囲で完結しなければいけないので、2メートル前後までの竿がベスト。これ以上長いと取り回しに不便でいちいち疲れてしまいますね。
4メートルの万能竿でも取り回しに苦労したので、セオリー通り短い竿を持ってくべきでした。幸いタコを狙うルアー用の竿と、長さ調整できる竿があったので良かったですが、堤防釣りの道具そのままでは苦労することもあるという教訓でした。
小魚は調理も手軽で美味しい!たまには気を張らない釣りも〇
帰ったら釣れた小魚たちを捌いて、簡単に唐揚げ子をまぶして揚げていただきました。メゴチも頭を落としてそのまま揚げるとホクホクで非常にうまい。アジは言うまでもなくどんな料理でもいけるし、晩のおかずにするにはちょうど良い数が釣れてくれました。久々のボート釣りもなかなかいい経験になったかなと。
タコが釣れたのはおいしいですが、なにせ本命のキスが不発で後味の悪い結果に。こんな状況でも数日前の釣果を聞くに、ベテランはしっかり釣ってるのでやっぱりポイント選定と「腕」ですかね。
個人的には腰を据えて釣る堤防での釣りが肌に合っていますが、ボート釣りも普段人のいないポイントへ行けるのでメリットに溢れた釣りですね。ボートも時期によっては面白い釣りができそうなので、今後もちょくちょくボート釣りにも挑戦してスキルを磨いていこうと思います。