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8月はまさに夏真っ盛りで、子供たちの夏休みも重なって釣りの計画をする人は多いと思います。
8月の海・堤防釣りで釣れる魚と、夏の海で釣りをするときの注意点についてまとめています。
2020年現在、新型コロナの影響で海岸施設が閉鎖されている可能性があります。海岸沿いの駐車場、砂浜へ降りる道などが使えないことがありますので、釣行予定地の自治体ホームページなどでご確認をお願いいたします。
真夏の8月にさらに熱くなれる魚と釣り方
定番のサビキ釣りはアジの大漁釣果が望める
アジは太平洋側、日本海側問わずに回遊が活発になってきますから、水温が高くなる8月はサビキ釣りの独壇場です。
アジは日中は小型の豆アジサイズが多い傾向にありますが、朝マズメ、夕方のマズメ時は20センチ近いサイズも回ってくることがあります。
大型のアジほど海底に近い深場を回遊しますので、仕掛けを深めに落とすなど適度にタナを変えていくとサイズアップが見込めます。
堤防でサビキ釣り!サビキ仕掛けと釣り方《子供連れに・ボウズ逃れにおすすめ》ファミリーフィッシングには最適で、アジ以外にも小ダイ、ベラ、カワハギの子供など小魚の群れが堤防に集まっています。色々な魚が釣れることから、外道が釣れても子供にとって楽しい釣りになります。
汽水域ではハゼの釣果が上向く
夏が深まると、汽水域を中心にハゼの釣果が上向いてきます。大型河川の流れる河口付近や、普段あまり魚が居ないような漁港内部などに好んで集まってくるので、安全に楽しめるのがハゼ釣り。
また10センチから15センチサイズが中心ですが、漁港内のすぐ近場でもつれてしまうためビギナーでも釣りやすい夏の鉄板ターゲットです。
ハゼ釣りの仕掛けと釣り方!手軽に狙う堤防のハゼ派手さはありませんが、釣ったハゼは唐揚げにしても美味しい魚。しっぽりと簡単ちょい投げタックルで釣りを楽しむのがハゼ釣りの醍醐味です。
磯場や外洋に面した堤防では青物の回遊も始まる
8月後半にもなると、徐々に青物(ハマチ・カンパチ・サワラなど)が堤防の近くにも回遊してくるようになります。サビキ釣りができるような場所なら、エサとなるアジやサバが集まってるのでそれらを狙って青物が回遊してくることもあるのです。
青物の回遊が期待できる場所では、サビキで釣れた小魚に大型の青物が食いついてくることもあります。この時期は、サビキ仕掛けをワンランク太く1.5号~2号ハリス程度のものを使い、青物が食いついてきても耐えられるようにいておくといいです。
当然アジを釣ったらアジをエサとして泳がせ釣りをしてみると、青物が釣れる可能性があります。大型の根魚のキジハタやヒラメなども狙える時期なので、サビキ釣りの合間に余裕あればやってみましょう。(アジが泳ぎ回るため、混んだ釣り場ではオマツリに注意)
アジを釣ったら泳がせ釣り!簡単仕掛けで釣れる魚ただ、青物は回遊魚で1か所にとどまっていることはありません。どこに回遊してくるかは日によって違うので、ただルアーを投げてるだけでは釣果に巡り合えないこともあります。
サビキ釣りをする傍ら、ルアー釣りのタックルも用意しておき、近場に青物のナブラが発生したら即座にメタルジグをブン投げてみると美味しい思いができることもあります。
根魚はハタ類・カサゴの釣果は鉄板
テトラ帯や堤防の際で根魚を狙うのであれば、真夏に釣果が上向くハタ類を狙ってみるのが良いです。
西日本から日本海側の北陸エリアではキジハタが多く接岸します。太平洋側になると黒潮の影響で、オオモンハタやホウキハタが堤防周りにも集まるので、思わぬ大物が釣れる可能性もある時期です。
キジハタはルアー釣りで狙う人が多いのですが、サビキ釣りの合間に釣ったアジをエサにした泳がせ釣りで釣ることができます。ハタは海底を住家としているので、アジが海底付近を泳ぎ回るように仕掛けをセットすることで釣れる確率が上がります。
根魚の定番であるカサゴは8月の堤防でも釣れますが、夏の時期はややサイズダウンする傾向に。ハタ釣りの合間に、退屈しない程度にカサゴが遊んでくれるでしょう。
小魚と遊んでみるのも楽しみ
夏は水温が上がってエサが豊富になるため、様々な魚の子供が堤防に集まってきます。とりあえず青イソメやオキアミなどのエサがあればなにも釣れないということはまずありませんので、たまには小魚と遊んでみるのも一つの楽しみ。
タイの子供(チャリコ)や、イシダイの子供(サンバソウ)、イサキの子供なども堤防で釣れるため、ちょっとしたおかずにはなります。ベラやフグなども活性が高まりますが、フグは子供にとっては面白い遊び相手になることも。
お子さんと一緒にお魚を釣るのであれば、小魚でも釣れれば喜んでくれますから、小さめの針を使って小物専科で狙ってみるのもいいです。サビキ釣りをする傍ら、イソメの仕掛けを垂らしておくだけでも何かしら釣れてきます。
夏の海の急激な天気の変化には十分注意する!
8月に入り、各地でゲリラ豪雨などの急激な夕立が発生することも増えてきました。当然海の上、堤防釣りにおいても状況は同じで、雨風を遮るものがない海ではちょっとした夕立でも脅威になることがあり得ます。
ゲリラ豪雨は叩きつけるような雨と同時に、強い風も伴う場合があります。風を遮るものがない堤防では、強風で釣り具が飛ばされてしまったり、人間すら風で煽られて足場が不安定になることもあります。
急に雨が強くなった場合は速やかに撤収するか、釣りを続けたいなら一旦車の中などの安全な場所に避難し、嵐が去るのを待ちましょう。
釣竿の落雷には十分注意すべき
ゲリラ豪雨と合わせて注意したいのが釣竿への落雷被害です。最近の釣竿はカーボンファイバーが主流になっており、非常に電気を通しやすい素材でできています。何もない堤防で高く伸びた釣竿はまるで避雷針のごとく雷を引きつけますので、遠くで雷鳴を見たりゴロゴロとなりだしたら即座に釣竿をしまって撤収すべきです。
雷雲が近くにあると、静電気が釣竿に帯電して「ビリッ」とくることがあります。釣竿を握ったときに静電気のようなビリビリが来たら要注意のサイン!速やかに竿を納めて雨雲が去るまで避難しましょう。
夏の釣りは楽しい反面、天候の急激な変化が起きやすいので注意が必要です。安全に釣りを楽しむためにも、ライフジャケットは必ず着用して、万が一に備えながら堤防釣りを楽しみましょう。
海釣りのライフジャケットの選び方!フロート式と膨張式どちらがいいか?