海上釣り堀の「イケス外」に竿を出してエサ調達+大物狙い

釣れない時はイケスの外に竿を出す…。これが意外と面白かったりするのです。

海上釣堀へ行ったとき、イケスの外に予備の竿を出すことで色々な魚が釣れる可能性がある…というお話です。

一般に釣り堀では、使えるのは手持ちの竿1本です。予備竿は持ち込めても、使わない竿が空いてしまうことがありますね。こうした竿をイケスの外に仕掛けを入れておくことで、思わぬ大物が釣れることがあります。

またイケス外でサビキ釣りなどを試みると、青物を狙うための小アジやイワシが釣れたりしてエサの調達ができることもあるのです。

※イケス外への竿出しが禁止されている釣り堀もあります。事前に確認をしてみてOKであることを確認してから行ってください。

放流漁船の邪魔になる場所だったり、イケスの通路上で通行の邪魔にならないように配慮してイケス外での釣りも楽しみましょう。

イケスの外を釣るという考え方で一石二鳥

イケス外でサビキ仕掛けを落とし青物用の活き餌を調達

釣り堀に行って青物を釣りたいなら、サビキ釣りの仕掛けを1セット持っていきましょう

エサとなるアジや小サバをイケス外のサビキ釣りで調達してしまうのです。

イケスの外にはおこぼれのエサを食べようと、小アジやサバなどの小魚が回遊していることが少なくありません。

水温が上がる6月ごろにはコマセいらないほど湧いていることがあり、これらを釣ってエサにすれば青物用の泳がせ釣りが簡単にできてしまいます。

アジ、サバ、イワシ以外にも、スズメダイ、小型のサヨリも活き餌として使えるので、イソメやオキアミなどを垂らしているだけでも何かしら確保できます。

釣り堀では活きエサの販売をしてくれていたりしますが、1匹辺り100円~200円とそこそこ高いのがネック。買えば確実に手に入りますが、費用を浮かせたいならサビキ釣りをしてみると簡単に数が釣れますね。

時期によっては20センチ近いアジが釣れることもあり、イケス外でちょっとしたお土産を確保できることもあります。本末転倒感ハンパないですが、こっちがメインになるほどアジやサバを釣る人もたまにいます。

イケス外で泳がせ釣りをして大物をゲットしてしまう

サビキ釣りでアジなどが釣れたり、購入したアジが余りそうな時は、予備竿に青物用の仕掛けをセットしてイケスの外海で泳がせ釣りをしてみましょう

釣り堀はたくさんのエサが投入されるため、色々な魚が集まりやすい環境にあります。エサを捕食しに、スズキ、青物、マトウダイ、マゴチ、ヒラメ、ハタ類などが寄り付きやすく、上手くいけば釣り堀に放流されていない魚種をゲットできることもあります。

エサとして使うなら、余りがちなキビナゴや冷凍イワシなどがおすすめ。余らせて捨てるくらいなら有効活用しましょう。

また、イケスから逃げ出している魚もいます。釣り堀の近くには養殖場もあって逃げ出し個体は必ずと言っていいほどいるのです。これらがイケスの近くに居ついているため、泳がせ釣りをすることで食ってくるのです。

イケスの外に出していた活きアジに食いついてきたコウイカ

魚以外にも、コウイカ、アオリイカ、タコが食ってくることもあります。これはこれで非常においしいので嬉しいお土産です。専用の仕掛けを使って狙ったり、エギを投げてみることで数釣りも可能。

漁港内にある釣り堀では確率低いですが、船で少し沖に出ていくような釣り堀や、釣り堀が密集しているような地域では期待値が高いです。

ハプニング:イケス外へ竿を出すときはロープ固定必須

よくあるのが、置き竿にかかった魚に竿が引きずり込まれてしまうハプニング。

魚に竿を引っ張り込まれそうになってピンチ!の図

空いた竿を使ってイケスの外でアジの泳がせ釣りをしているとします。イケス内の釣りに集中している隙に、強烈な引き込みで竿ごと持って行かれてしまう悲劇が起こりえます。ここ1年ほどで10回ほど釣り堀へ行っていますが2回も目撃しました。

イケスは湾内とはいえ沖にあります。メータークラスのスズキもいれば青物も回遊しているため、イケス外でも予想外の大物が食ってくる可能性があるのです。サメやエイが食うこともあり非常に危険。

気を抜いた瞬間竿を引きずり込まれないように尻手ロープでの固定は必須です。1セット用意していくと便利ですよ。

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