春の海上釣り堀は甘くない…ボーズか爆釣か活性次第で難しい

春の海上釣り掘りは甘くない。釣り堀というと簡単に釣れるイメージがあるのですが、それは奥が深く大漁を目指せば一筋縄ではいかない世界。特に水温が安定しない春先は、地域によっても日によってもかなりムラがある釣りを覚悟しなければいけないかもしれません。

5月の連休のおわりがけ、馴染みの海上釣堀に空きが出たとのことで行ってきました。良く釣れると評判の場所で、私も何度もいい思いをしている釣り堀です。しかし期待と裏腹に待っていたのは悲劇…初めて自然以外の管理釣り場(釣り堀)でボウズを食らいました。

タモ入れ寸前でのマダイバラシ、青物すっぽ抜けという惨事もあっての結果ですが、それだけ食いが浅かったということなのかもしれません。

言い訳はいくらでもできるわけなのですが、なんと私を含め同じイカダで釣っていた10人中5人がボーズという目を疑う結果となっており、改めて釣り堀の厳しさや奥深さを感じさせられた次第です。

居合わせた歴戦のベテラン勢から得た情報などをもとに、春から初夏の時期の海上釣り堀について考察をしてみました。

春(3月~5月)の釣り堀で釣果を高めるには

個人的な反省も含めて、活性のばらつきがある春の釣り堀で釣果を得るにはどうすればいいのか?

あまりにも釣れず暇だったので、当日来ていたベテラン勢に色々聞き込みをしたことから参考になるものをまとめてみました。

夏や秋とは違う!タナの確認と微調整を念入りに

活性が低いながらも連続で魚をヒットさせる名人がいる。その人の攻略は、とにかくタナを意識しまくって魚の口元にエサを落とすということでした。

釣り堀なのでどこかしらに魚はいます。しかし積極的にエサを食ってこない時は、とにかく魚の目の前にエサを持っていって口を使わせないとダメということ。

一般にマダイは底と言われますが、当日は水深10メートルのイケスで、アタリのあるタナは4メートルから5メートルという上層付近でした。

水温が低いと一般に底を狙いがちです。竿一本分程度のタナなど狙ってる人は少なかったと思われます。ここで丁寧にタナを上から探っていっるかどうかが、釣れるかボウズかの分かれ目となっていました。

また常に同じタナではなく、1メートル前後を行ったり来たりしてる模様。わずか1メートル違うだけでエサを見向きもしない。厳しい状況ではこのようなことが起こりうるということで、釣り堀では常に変化するタナを調整する癖をつけたほうが良いということです。

タナがコロコロ変わる!ウキ釣りより脈釣りが有利か

変化するタナに合わせるのが重要であるとしたうえで、タナを固定してしまうウキ釣りではやや不利かと思いました。タナさえ合えば効率よく釣れますが、調整にはいちいちウキ止めを移動しないといけない。アタリが渋い時は脈釣りのタックルでウキを使わず、上層から底までを丁寧に探るのが有利です。

脈釣りタックルは探る範囲が竿の長さ分しかないので難しそうに見えますが、縦のレンジに幅広くい対応できるという点では軽視できないものだと痛感しました。

レンタルタックルは通常ウキ釣り仕掛けなので、ウキを外して自由に仕掛けが沈むようにしながら探っていくのがコツになります。

魚が切り替わるタイミングが一番難しい

冬から初春は季節の魚が入れられるので意外と釣りになります。

冬の間は寒流系の魚として、クロソイ、海洋性マス、トラウトサーモン、ヒラメなどが多く放流されます。このためなにも釣れないということは珍しく、冬は冬なりに釣れる魚が入れられるので楽しめるのです。青物系も水温が下がりだしたころはまだ活性が高く、特にブリなどは冬でも食ってくるので青物自体は入っていればそれなりに釣れることもあります

釣り堀は季節により変化する水温には対応できないので、魚が死んだりしないように季節に合った魚を投入したりしています。特にマダイなどは低水温で死んでしまうこともあるほど温度変化には敏感で、青物もカンパチやシマアジなど南方系の魚は活性が著しく低下します。

シーズンインする4月ごろにはマダイをはじめ一般的な魚が入れられ始めますが、やはり水温が低い時は活性が悪くてエサを食ってくれません。

魚が放流されたとしても、切り替わったばかりでは思うように釣れないこともあるため、純粋に釣果を求めていくのであれば様子を見つつ予約をしていった方がいいと思います。

ある程度放流された魚が溜まったのを待ってから行くという常連さんもいました。今回はその当てが外れてしまったわけですが、3日後にまた来ると言っていた…。

青物の活性が上がらず苦労…放流後30分の集中勝負

青物の活性も上がりづらいのがこの時期の厳しいところ。青物自体はたくさんいて、もう数十匹の群れがイケスの中を乱舞しているのがハッキリ見えます。しかしこうした見えている魚は釣り掘りであっても中々食ってくれません。

待ちに待った放流を期待したのですが、放流後に1匹食ってきたのみで生き餌にも死にエサにもまるで反応なし。本当に一瞬の地合いのみで沈黙をしてしまった。その後青物を掛けたベテランがいましたが、ことごとくスレ掛かりで群れで回遊してるところたまたま引っかかったという状況。

釣り堀の人の話では、そこベタベタで食ってくるので根がかり覚悟で攻めてくださいと言われました。しかし、底にウロウロしてるはずの青物も反応がなく、放流された魚ももともといる群れに交じって回遊をしているようでした。

いっそのこと短期間勝負で放流直後に集中して狙い、あとはマダイなどを探っていたほうがボウズは免れたかもしれません。何とか青物を1本上げたいというこだわりが時間を浪費させてしまいました。

 

真鯛狙いは虫エサからダンゴまで幅広く持っていきたい

今回はマダイすら食わすことができなかったわけですが、エサによっても釣れる釣れないがはっきりしていました。

一般的なマダイ用の団子エサには見向きもされず、釣っている人の多くはアオイソメやシラサエビと言った生き餌を使用。今回生き餌を持ってこなかったのもあって、タナがあっていてもエサ次第では食いに差が出てしまいました。エサのローテーションとかあまり意味ないほど違いがあって苦戦しました。

本来は養殖の魚なのでダンゴでも十分食ってくるわけですが、当日の活性次第で何に反応あるかは正直分かりません。生き餌も一種類くらいは持参したほうが良いのかなと思います。

水温分布をチェックし海水温が高い所へ行く

魚の活性を左右するものの一つに水温がありますが、これが安定せず厳しいのは自然界も釣り堀も同じ。特に釣り堀は湾内の静かな場所にあるため、地域によっては低水温で魚はいるけど口を使わないという状況が起こりえるのです。

日中はうだるような暑さなのに、水を触ると非常に冷たい。特に底付近での水温が低く、付けエサが冷たく冷やされて上がってきてしまいます。

海上釣堀のメインの魚種は、マダイ、シマアジ、青物と言った魚ですが、水温としては20℃近くあったほうが活性は上がりやすいです。

気象庁:海水温と海流予測

春先に釣果を望むなら水温が上がりやすい太平洋側に行くか、現地の釣りエサ屋さんなどで情報を仕入れてから行くのが良いでしょう。

色々と次に生かすための反省をまとめましたが、こんな状況でも釣っている人は釣っているのです。難しい時期は敬遠するという手もありますが、誰も釣れてない所を攻略してやるというのも釣りの楽しみの一つ。今後は活性も上がってくる本シーズン入りしますが、また来季にリベンジをかけて腕を上げていきたいと思いました。