水温も上がってきた5月の半ば、春メバリング最後のチャンスとして、舞鶴の竜宮浜海水浴場にある堤防・離れテトラにて釣りをしてきました。
いつもは敦賀周辺や三重県界隈がホームですが、今回は友人とともに少し足を伸ばして春の大型メバルを狙いに京都まで繰り出すことになったのです。
天候は曇りでやや風が吹いていますが、追い風となっているので問題なし。
この釣り場は海水浴場隣接ですので駐車場も広く、オフシーズンならのんびりと釣りを楽しめる場所ですね。ただしここに来るためには車でかなりの距離山越えしなければならず、わざわざ来るのは面倒かもしれないです。それだけに穴場的に大物が居ついていたりするんですよね。
大物メバリング狙いで用意したタックル
友人の情報によるとこのエリアは数こそ出ないが、メバルのサイズには期待できるということ。そのためラインを一回り強めに、根回りでも強引にやり取りできるタックルを用意しました。
ロッドはダイワ月下美人のチューブラートップモデル76L-Tで、大物の微妙なアタリを掛けていくスタイル。リールには月下美人2004にナイロン3.5lbをセットします。
なぜナイロン?というと、前回フロロ3.5lbでライントラブルが頻発し、ほとんどのラインを失ったのがきっかけ。フロロラインは時間をかけてなじませないと、ベイトリールで言うバックラッシュのように糸が飛び出るトラブルが頻発します。この辺の詰めが甘かったのと、急な釣行だったのでトラブルの少ないナイロンを試してみようということにしたのです。
ルアーはジグヘッド1.2から2gまでを使い幅広く探っていく作戦。初の釣り場なので、様子見がてら信頼の「ガルプ・ベビーサーディーン」を使っていきます。
初めはカサゴ軍団の猛攻!まるで「ガシング」
海水も澄んでいて、適度に波が立ってテトラ周りにベイトフィッシュが集まっている良い状況。
さっそくファーストキャストで表層から順に探っていきますが、定番のカサゴ(ガシラ)の活性が高くて着水と同時に食いついてきます。
もはやカサゴ釣りに来てるかのように、15センチクラスのカサゴが入れ食い。ガシング(ガシラをメバリング風に)とも言える位友人も苦戦しております。
そうこうしてると友人がポツポツとメバルを釣り始め、メバルの活性も高まってきていることから移動しながらメバルの群れを探していくことにしました。
ところどころ点在する根周りにメバルはいる
海中を良く見てみると、所々黒くなっている場所があります。海底に岩や沈みテトラなどの根があり、海藻が生えている場所です。デイゲームでは常夜灯のようなメバルの集まるシンボルがない変わりに、メバリングでは主にこうした変化のある場所を攻めていきます。
こうしたメバルのエサが集まるような場所を集中して狙うことで、根回りに居ついているメバルや、定期的に回遊してくるメバルを狙い打ちしていくのです。
ワームを泳がすレンジを落としすぎるとカサゴの餌食ですので、できるだけ表層から中層をキープしつつ時折フォールさせるというのが個人的に定番のヒットパターンですね。まあ、釣れない時には底引きでカサゴと戯れたりしますが、時折25センチクラスの大型もいるので侮れないです。
沖から回遊して来る大型メバルをピンポイントで拾う
しつこく攻めていると、群れが回ってきたのか20センチクラスのメバルが入れ食いになってきます。ヒットは全て黒い根の上に集中しており、定期的に沖から群れが回ってくるようです。
ヒットルアーはガルプが安定してます。メバルはニオイあまり関係無さそうですが、食い込んだ後に吐き出すまでの時間が長いのは間違いない。大きな口でもしっかりとフッキングさせられます。
ラインはナイロンだけにアタリが取りにくいかと思いましたがそうでもなく、強風の中でもトラブル一切無しで扱いやすいラインでした。今までフロロカーボンメインでしたが、活性がいいときであればナイロンでも楽しめますね。
ここでジグヘッドを2gと重めのサイズに変更し、遠投して沖にいるかもしれない大型を狙ってきます。
この読みが当たって、着水から数メートル巻いた後のフォールで「フッ」とラインテンションが消える大型特有のアタリ!一呼吸置いてアワセると、まるでゴミでも引っ掛けたように重い・・・。
初めはヒラメでも食いついたか?と思っていましたが、ゆっくりと浮かせると良いサイズのメバルが顔を出してくれて一安心です。
タックル強度は安心なものの、足元がテトラなので急に暴れられると一気にラインを切られます。海面近くまで浮かせたら、できるだけゆっくりと寄せてくると暴れさせずに取り込むことができますね。
この後は雨と風も強くなり、場所を少し移動しましたが地合いも終わったのか沈黙。友人もしっかりキープサイズをゲットしましたので、早めの納竿とします。
最終的に28cmを記録!メバリング自己記録更新し一安心
おい!定規かよ・・・って突っ込みは無しで、28cmジャストサイズのメバル。今までのメバリングでの記録は27センチと微妙でしたが、1センチ更新することができました。上の奴は27センチですが、長さのわりには体高があって釣り応えのあるメバルでした。
デイメバルでこのサイズが飛び出せば御の字じゃないか?と思います。夜釣りもいいですが、海況を分析しながら狙う朝マズメからのメバリングも面白いものです。
本当場所にもよりますが、夜しか釣れない場所と、昼でも爆釣する場所があって奥が深い。メバルはカサゴと違い群れて回遊していきますので、時間によって回遊するルートが違うのでしょうか。
メバルは夜釣るものと決め付けずに、日中デイゲームでも狙ってみると、いつものポイントが大物ポイントに化けるかもしれません。
初めてのポイントは勝手が分からず苦労することもありますが、足を伸ばしてみると釣り人があまり入っていない穴場が見つかることもあります。今後は静岡・伊豆辺りの有力ポイントにも遠征して、色々な釣りを楽しんでみたいですね。
そろそろ釣行記も夏の堤防のシーズンということで、夏の釣りモノ「アジ・キス・チヌ・キジハタ・ヒラメ・マゴチ」といった美味しい魚が楽しみな時期になってきます。メバリングは今期はこれで釣り納めとし、次のターゲットを画策していきます。