釣り竿の穂先が折れたときの簡易修理の手順と注意点

釣り人にとってショッキングな出来事の代表が「竿を折ってしまう」ことだと思います。

特に繊細な穂先の「磯竿」「万能竿」「ミャク釣り用の竿」は、穂先に糸が絡んだり、テトラや堤防に当たったわずかな衝撃が原因などでポッキリ折れてしまうことがあります。

隣人とのオマツリの不手際で折ってしまった穂先。こいつを直す

不注意に折ってしまった竿をどうするか?

一般に釣り竿は一体形成でバランスよく作られているため、パーツごとの交換になり修理費用が高額になります。しかし、穂先だけの損傷であれば再度穂先をくっつける簡易的な修理で十分釣りができるようになります。

※あくまで磯竿のように穂先のキャパが大きい場合で、穂先の先端から2~3センチ以内で折れている場合の対処法となります。多少なりともバランスは崩れるので、細かいことを許容できる人のみ。私は結構ズボラなので、気にせず修理して普通に何年も使い続けている竿があったりします。

折れた穂先を瞬間接着剤で装着する手順

簡単な修理と言っても、折れた穂先のガイド部分を瞬間接着剤で固定するという方法です。

やり方としては2つあり、

  • 1.新しくガイドを買ってきて折れた穂先に装着
  • 2.元々ついていたガイドを折れた穂先に装着

折れたガイドが手元にある場合は再利用することも考えます。ただし、ガイドの穴と折れた箇所の穴の大きさは一定ではありません。折れた部分を少し削り取ってガイドの穴に合わせないとガイドがしっかりハマらないことが多いです。

※この作業時に穂先をさらに痛める可能性もあるので、まずは新しく穂先ガイドを買って装着する方法からやるのが無難です。

釣具屋さんに行くと、大手の釣り具チェーンであれば、補修用品や釣り竿のカスタム用品を売っているコーナーがあります。補修用の穂先ガイドはここで購入できます。

1つ辺り500円~1500円といい値段しますが、メーカー修理だとロッドの先端ピースごとの交換になるので費用は数倍になります。

折れた穂先部分にピッタリハマるサイズを探して購入します。上記写真のガイドであれば、1.4ミリの穴が開いているという表示。キッチリ計測するのは難しいのですが、多少大きくても接着する分には問題ありません。

釣具屋さんによっては、釣り竿を持っていけば合うガイドを付けてくれることもあり。それくらい一般的に行われている穂先の簡易修理ということです。

穂先修理で使う接着剤はアロンアルファでOK


使う瞬間接着剤は、普通に金属やプラスチックを接着できるアロンアルファでOK。

私はアロンアルファEXTRAを使ってます。穂先の修理のような細かな作業でも、液が奥まで浸透しやすいのです。

エポキシ樹脂など厚みのあるものは乾燥に時間がかかるし、水分を吸って抜けてしまったりするので穂先修理ではおすすめしません。

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ピッタリと穂先に合うガイドを見つけたら、ガイドの向きなどを確認しつつ瞬間接着剤で固着させます。(この時息を吹きかけると、息に含まれる水蒸気で接着剤が早く固まります。)

完全に固まったら、ガイドと穂先の継ぎ目部分にも軽く接着剤を流します。厚みが出ないよう、気持ち付ける程度。これで水分の侵入を防ぎつつ、接着をより強固なものとします。

完全に乾燥したら、再び折ったりしないようにケースを装着してしまっておきます。

デメリットとしてガイドの間隔が短くなるため、どうしても見た目が不格好です。同時にラインによる負荷のかかり方も違うため、穂先の糸絡みなどのトラブルには今まで以上に気を使う必要あり。

ただ強度的には問題ないと考えています。修理した1号の磯竿で50オーバーのチヌも釣っているし、釣り堀では修理した竿で80オーバーのヒラマサをすんなり上げています。数センチ程度の穂先折れであれば、再修理して使用することに大きな問題は今のところ起きていません。

そもそも穂先の先端部分は、ロッドの負荷を受けない部位です。感度的には多少悪くなるかも知れませんが、ウキ釣りとか投げ釣りがメインであれば気になりません。

タックルケースに接着剤を常備しておけば、釣りの最中に修理することも可能です。あまり穂先を折ってしまうような釣り方はするものではないですが、長く釣りをしていれば一度や二度は経験すると思います。

2.今までついてた穂先ガイドを再利用する場合

ガイドを再利用する手順で用意するもの。

  • ピンセット
  • ライターorガスバーナー
  • 裁縫用の細い針

まずガイドに詰まった釣り竿部分を取り除く必要があります。ピンセットでガイドをつまみ、ライターの火やバーナーで炙ってガイドの中のカーボン素材を焼いてしまいます。

焼き切れたら、細い針(釣り針などでもよい)で燃えカスをかき出します。

次に穂先ガイドが折れた部分に挿入できるかを確認。まずここでスムーズに折れた部分が入らないはずなので、折れた先端がガイドの穴に入るように少しづつ削っていきます。

カッターナイフなどで表面を均一に削り取るイメージ。少しづつ削ってはガイドにあてがって、削りすぎないように注意しながら作業します。

スムーズに穂先にハマるように成形出来たら、同じように瞬間接着剤を用いてくっつければ完了。

この作業が厄介なのは、繊細な穂先を削るため弱くなってしまうことです。再び強い負荷がかかった時折れやすくなります。作業中も神経使わないと折ってしまうこともあるため要注意。

手先の器用さに自信ある工作好きな人はチャレンジしてみましょう。