ダイワ17エクセラーのベアリングチューンを実施してみた

ダイワから販売されている高コストパフォーマンスなリール「エクセラー17(EXCELER)」の4000番にベアリングチューンを施す手順をまとめてみました。

エクセラー17は実売1万円ほどのリールながら、防水性の高いマグシールド、軽量エアローター、ATDオートマチックドラグを採用したモデル。海釣り仕様として耐久性が高く、長く使っていけるリールです。

しかし、リールの快適性を左右するベアリングは価格相応にしか入れられていません。ラインローラーはもとより、スプール内部もプラスティックカラーなので、肝心の性能を活かしきれていないことになります。

今回はエクセラーをより使い倒すために、ヘッジホッグスタジオから出ているベアリングチューンキットを使ってカスタムをしてみました。改造というよりは改良。各部の性能は一気に向上してワンランク上級のリールになります。

エクセラーにベアリング追加で滑らかな回転を得る

リールのベアリングチューンと言えば、いつも使っているのがHEDGEHOG STUDIO(ヘッジホッグスタジオ)。大手メーカーならほぼすべてのリールのカスタマイズを網羅しています。

17エクセラーのように、ここにベアリングあったらなぁ…という願望を叶える手軽なカスタマイズパーツが魅力。ほぼドライバー1本で純正部品を交換するだけの手軽さなので、あまり詳しくない人でも取り組みやすさがあります。

17エクセラー2000~3000番台のキットはこちら

17エクセラー3500、4000番のキットはこちら

基本:エクセラーのラインローラーをベアリング仕様に

まず一番にベアリング化したいのが、エクセラーのラインローラー部分。17エクセラーは、プラスチックのカラーのみでお世辞にも滑らかな回転とは言えません。

ラインローラーは糸を巻くごとに回転して糸ヨレをとってくれる役割を持ちます。テンションが掛かってれば回りますが、PEラインなどを巻いて軽い仕掛けを操作する時はほぼ動いてないのです。ここを変えるだけでも糸ヨレが大幅に減ります。

まずはプラスドライバーでラインローラーの裏側のネジを1つ外します。ここが外れるとベールがフリーになるので、部品が散らからないように注意しましょう。

外れると、ネジ側(ローター側)にカラーとワッシャーが付いています。この部品をヘッジホッグスタジオのベアリングに交換します。

外した部品はティッシュなどの上に並べておいて、組付ける順番や紛失したものがないかを確認しながら作業をするといいです。

基本的には取り付け説明書を見ながらすればいいのですが、汎用の説明書なので分かりづらい点もあります。ただし部品を組み替えるだけという側面上、「付くようにしかつかない」のであまり神経質になる必要はありません。

ネジを先に差し込み、ワッシャー・ベアリング・ワッシャーの順でネジに被せていきます。この時に部品を落としやすいので注意が必要ですね。

ローラー部分を組付けたら、あとは元通りにベールをはめてネジを締めこめば完成です。

爪楊枝などで軽くローラー分を動かしてみて、滑らかに動きようになっていればOK。違和感があれば何か部品が足りていないか、間違っている可能性あるのでやり直します。

17エクセラーのラインローラーはベアリングを1つしか組み込むことができません。片側のみのベアリング化となりますが、これでも十分すぎるほどに滑らかな動きに変化してくれます。

※キットで購入する場合には、複数のベアリングが付属してきます。ラインローラー部分とハンドル部分のベアリングは、内径と外形が同じなのに厚さが異なるベアリングを使ってるため、組付けの間違いに注意が必要です。

ドラグをスムーズにするベアリングを追加で滑らかに

次はスプールの軸についているカラーをベアリングに変更します。ここはドラグが作動したときにスプールの動きをスムーズにするために有効な場所で、余裕を持った魚とのやり取りに役立ちます。

爪楊枝やピンセットなどを使い、プラスチックのカラーを固定している金属のピンを抜き取ります。これが無くしやすいので要注意。

このように非常に細いピンが刺さっています。外すと同時に飛んでしまうことがよくあるので、ある程度外れたら反動で飛ばないように指で押さえて抜き取りましょう。

ピンが抜けたらカラーが外せるようになりますので2つとも抜き取ります。

カラーがあった場所にベアリングを2つセットするだけ。非常にお手軽なチューニングです。

再び固定用のピンを元に戻して完成となります。これでスプールの動き出しがスムーズになり、ドラグの微調整が生かしやすくなるということです。

エクセラーのハンドルノブを外してベアリングを入れる

最後はハンドルノブのベアリング化。滑らかな回転で巻き心地が大変よくなります。

しかし17エクセラーのハンドルノブは非常にチープでプラスチッキーな感じ100%です。ここはいずれカスタムハンドルにでも換装したい気分ですね。

17エクセラーのハンドルを外すには、2本のネジを外さねばなりません。これが非常に厄介で固く締まっており、場合によっては固着してしまっています。

ネジを舐めないように注意をして、一発でゆるめるようにしましょう。決して100均とかの安物工具を使ってはいけない場所です。やってみてダメそうなら無理はしないように!

カバーを外すとさらに奥にネジがあるので、これを外せばハンドルノブが外れてきます。

ノブの奥にプラスチックのカラーがはまり込んでいます。前後の2か所あるので、2つとも細いピンなどを使って取りはずしましょう。

取りはずしたカラーをベアリングに交換します。ここもはめ込むだけなのでとても手軽です。

再びハンドルノブを元に戻して完了。ベアリングの位置がズレていたりして動きがおかしいときあるので注意。正常にはまっていれば、ものすごいスピードでノブが回転するようになります。

 

仕上げとしてそれぞれのベアリング部に、ダイワ純正のリールガードグリスを塗って作業完了です。

17エクセラーのベアリングチューンまとめ

今回はヘッジホッグスタジオのフルカスタムキットを使い、17エクセラーのベアリングチューンをしてきました。

難しかったと思う部分は、

  • 似たようなベアリングが一緒になっていて間違いやすい
  • リール側のネジが固着していると非常に硬い

やりだしてしまえばお手軽なカスタマイズですが、慣れていないと手間取る部分もあるかもしれません。

今回は4000番のリールで大きかったのもあり、精密ドライバーで対応できないサイズのネジもありました。今後もリールのメンテをすることを考えて、ネジに合った丈夫なドライバーは持っておくといいと思います。私はホームセンターで買った貫通式の丈夫なドライバーを愛用しています。

低価格なリールでもこうした手軽なカスタムができるのは楽しみですね。このリールは海上釣り堀の大型青物用に買ったものですが、さっそくカンパチでも掛けてカスタムの結果を試してきたいと思います。

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