堤防釣りの安全性を高めるスパイクブーツを新調しました。
5年近く使っていたものがついに破れ浸水したため、ダイワネオブーツ ショートタイプ スパイクソール NB-2104に替えましたので、実際に履いてテトラの釣りで使ってみたレビューをまとめてみます。
まず今回はショートタイプを選んだ理由から。
元々ロングタイプのひざ下まで覆うブーツを使っていたのですが、ブーツ自体が長いためにテトラの移動などでブーツが歪み、すねの部分が痛くなることがありました。段差での移動の度に、変な力がかかって安定しないのが気になっていたのです。ダイワのネオブーツは他のブーツより素材が硬く分厚いので、変形のしにくさに注目していました。
ショートタイプは波がかかった時の防水性こそ低いですが、普段釣りする湾内の堤防やテトラではそこまで波を被ることはありません。釣り用の滑り止めとしてはスパイクフェルトのシューズも持っていますが、雨の中で釣りすると浸水はあるのでブーツは一つ持っておきたかったのです。
ちょうど釣具屋に有ったので試着してみると、幅広でありながら足首部分が締まっていてガッチリ足元を掴むような作り。素材も硬くできており、目論見通り変形が少ないです。
日本人は足の大きさの割に幅が広い人が多いので、幅広の足に合わせて作られたような構成はベストフィットでした。ショートであるため若干軽くできており、移動時の安定性を重視する私の条件に合っていました。
実際に不安定なテトラで半日歩き回ってみた
ネオブーツNB2104の真価を確かめるために、私のいく釣り場の中でも屈指の難所である不安定なテトラへ行ってみました。平らな部分がなく、すべての足場に斜めの角度が付いていて、グリップ力の弱い靴底では歩くことがままならない場所です。
まず、普通に舗装路を歩いてみると、スパイク特有の突き上げ感も抑えられていて快適に歩けます。スパイクが刺さっているゴムの靴底が非常に硬いので、歩いていてぐらぐらせずグリップ力は期待できます。靴底はまるで登山靴のように硬くできており、耐久性の高さもうかがえます。
テトラに降りて移動をしてみると、想像通りグリップする範囲の幅が広く、しっかりと接地している安定感があります。
よくスパイクブーツにありがちな欠点が、スパイクの部分だけが刺さってしまい、若干浮いた様に接地感が低くなることです。しかし、写真のように靴底のゴムが分厚く頑丈で、スパイクがグラグラせずに保持されています。
特に劣化した今までのブーツは、ゴムがぐらぐらしていて変な感覚でした。新品ということをさしひいても、グリップ力には不満はないですね。
昇り降りが必要な時でもブーツが変形しないため、変な痛みをすねに感じることなく移動できました。
滑り止め性能は合格点ですが、こんな人には不向きかも
ガッチリと足を固めるタイプのブーツなので、人によっては足が痛くなることはあるかもしれません。
長靴の延長のように考えてると不向きで、休日の釣り公園でたまに使うというなら完全にオーバースペックです。
防水性と、最低限の安全性で十分ならば、柔らかめの素材のブーツを検討した方が快適に釣りを楽しめるでしょう。
ダイワネオブーツNB2104レビューまとめ
一般的にブーツというとロングタイプが主流で、ショートを選んでいる人は少数派なのかもしれません。それだけに、ダイワネオブーツショートタイプスパイクソール NB-2104を買った身として、ちょっとした使い勝手や、購入の動機などをまとめておこうと思った次第です。
ブーツ関係は釣り場での安全性に直結するものですので、とりあえず簡単にレビューだけ見てネットで買うというのはあまりおすすめはできません。
アマゾンなどでも買えますが、珍しく実店舗の方が安かったので試着してそのまま購入しました。
価格については開きがあるので好みの場所で買うべきですが、まずは大型の釣り具チェーン店などで履いた感じを確認してみましょう。
釣り用のブーツ・滑り止めシューズの特性についてはこちらも参照いただき、自分が良くいく釣り場の用途に合わせて、納得のいくものを選んでみてほしいと思います。