堤防釣りでの虫刺され防止にスコーロンの防虫ウェアを試してみた

夏の堤防釣りや夜釣りで釣り人を苦しめる吸血昆虫。蚊をはじめ、海辺には磯ブヨなんて厄介な虫もいたりして、快適な釣りを妨げる要因になります。

特に釣りに集中してるときに限って狙ってくるから困りもの。今年も相変わらず虫に刺されて痛い思いをしたので、防虫ウェアのスコーロンという秘密兵器を投入することにしました。

スコーロン防虫ウェアを簡単にまとめる

スコーロンっていうのは、アース製薬と繊維メーカーの帝人が開発した、虫が寄ってきても刺さずに逃げていくという防虫素材です。

繊維にナノレベルで織り込んである防虫成分により、虫が止まっても嫌がって逃げていくというもの。

堤防釣りの大敵「ブヨ」「蚊」を寄せない効果があり、釣りに集中していても露出部分さえ気にしていれば刺されることを低減できるということです。

さすがに蜂などは防げませんが、知らないうちに蚊などに刺されるのを防ぐ程度なので、堤防釣りでは十分な効果が期待できます。

防虫性能は洗濯しても低下せず、80回近く洗っても使えるということなので、服としての寿命がくるまでは虫よけ性能は発揮できるというものです。

安全性は?かぶれたりはしないか?

安全性に関しては、アース製薬と帝人が検証した安全性データがあるので調べてみましたが、特に防虫成分が汗で流れ出たり、人体へ影響を与えることは無いということ。

防虫成分自体も、哺乳類の体内で分解されて排出される性質で、蓄積されて悪影響を及ぼすことは無いということです。

実際に真夏の炎天下のボート釣りでも着用しましたが、汗だくになってもかゆくなることもなく、一切虫に刺されずに釣りを終えられたので一定の効果はあるとみています。

UVカット機能もあり顔や首筋など露出部位にも

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怪しい写真で申し訳ないですが、フード付きのパーカータイプも売られており、耳元や首筋までカバーできる優れもの。フードも虫を防ぐのに特化しており、縁にゴムが入れられていて顔の部分を絞るように覆うことができました。

耳元でブンブンうるさい蚊のせいで集中できないって人は、フード付きのタイプの方が防虫性能は高いです。

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手の部分は指を入れる切れ込みも入っており、手薄になりがちな甲の部分を覆えるように工夫されています。虫よけという点に特化した作りになっているのが面白いところ。

素材自体は風を通して汗を発散させる吸湿発汗性能に優れたドライ素材です。このため夏の釣りで使っても蒸れにくく、虫よけスプレーを頻繁に使うよりは手軽です。

UVカット機能もあるため、夏の日焼け止めとしても使えます。

気づかないうちに刺される夜釣りでもおすすめ

夜になる海

最も有効に使えるのは夜釣りでしょう。小さな蚊が止まっていても、夜釣りでは見つけにくくて知らないうちに刺されてることがあります。あらかじめスコーロン素材でガードしておけば、止まった虫を露払いできるため防虫対策としてはなかなか優秀。

特にアオリイカのエギングなど、エギを沈めている最中に食われることもしばしばあります。10月ごろまでは蚊やブヨは襲ってくるので、ナイトエギングでも使っていこうと思います。

唯一のネックは値段が高いこと・・・。

パーカータイプのウェアで10000円程度はするので、ここまで金かけるのはどうかなとも今更ながらに思ったり。

ただ一度でも磯ブヨの猛攻にやられて痛い目見た人は、同じ思いをしたくないために防虫対策については何かしら手を打っていることでしょう。

堤防釣りで厄介な磯ブヨ(イソヌカカ)の予防と刺されたときの対処法

奴らも子孫繁栄のために必死こいてるので完璧に防ぐのは難しいですが、快適な釣りのための虫よけアイテムとして一つ検討してみる価値はあると思い紹介してみました。

スコーロン素材を使ったウェアは、ティムコのフォックスファイアブランドでいち早く展開しており、Foxfireのオンラインストアで購入できます。

ただ値段が値段だけにそうそう安いものでもないので、楽天とかアマゾンのネットショップで割引されているものや、ポイントをうまく使って買った方が安上がりです。今回は私もアマゾンで20%オフになっているものを購入したので、セールのタイミングなどを見計らって購入するといいと思います。

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