キジハタはどんなルアーを使うのが一番釣れるのか?
キジハタ狙いで日夜海へ繰り出し、色々なルアーを使っていく中で効率よくキジハタを釣るために行きついた答えがあります。
その一つがマナティーというワーム。マナティーはオンスタックルというメーカーが販売しているソフトルアーで、シンプルなシルエットながら使いやすくて食いもよい、キジハタ狙いの中では最も使えるルアーの一つになっています。
今回はマナティーでキジハタを実際に釣りながら、狙い方や釣るときのコツについてまとめています。
キジハタ狙いのマナティーのサイズは60がベスト
まずはマナティーと言ってもサイズが色々ありますが、マナティー60、もしくは大きくても75のサイズがキジハタにはベストマッチします。(堤防や浅場で30から40センチサイズを狙う場合)
専用のジグヘッド(ZZヘッド)が用意されており、ジグヘッドにはフックを別で装着して使います。フックはトリプルよりもダブルで充分で、根がかりを防いで手返しを重視していきます。
専用品だけにマナティー自体にもセッティングしやすい穴があけられており、まっすぐにセットできてワームがずれにくくなっています。
キジハタで使うZZヘッドのサイズは、1/4オンスか3/8オンス程度の軽めのものを使い、根回りをネチネチと攻めた方が釣果に繋がります。重すぎるとフォール時間を稼げないため、浅場でのキジハタ釣りでは軽めを使うのがポイントです。
もちろんほかのメーカーのジグヘッドが使えないこともないですが、マナティーのアクションを最大限に引き出すには、まずは専用品を使ってみるのが無難であると思います。
専用品ってだけで結構値段がするので、根掛かりでロストする可能性も考えると経済的ではありません。根の多い場所を攻める時は、安いジグヘッドなどで海底の様子を探ってから、専用ジグヘッドに切り替えて使うというのがいいと思います。
基本はシャクリ上げてフォールさせる!フォールで食う
マナティーのアクションは、独特なワインド釣法という釣り方をします。
ワインド釣法のアクションは単純。マナティーの着底を待ってからロッドをしゃくってアクションさせ、またフォールさせていくという繰り返し。テンポの速いエギングのような釣り方です。
細かなテクニックまでは言及しませんが、キジハタの場合はそこに居さえすれば、特別なアクションではなくても食ってくるため非常に手軽な釣りが展開できるのが特徴。
- キャストして底付近まで落とす(ここで食う場合もある)
- ロッドをしゃくってアクションを入れ、キジハタに気づかせる
- フォールで隙を見せてキジハタに食わせる
マナティーのアクション手順としてはこの3つの繰り返し。
フォールに関しては、糸ふけを出したままストレートに落とすフリーフォールと、アクション後に糸ふけを巻き取ってラインを張りながら落とすテンションフォールを使い分けていきます。
活性が低い時は、より長い時間フォールを稼げるテンションフォールの方が食いが良い場合があり、軽めのジグヘッドに変えていくとヒット率が向上します。
とにかくフォール時に食ってくるのが9割を占めるため、アクション中よりも落としてる最中に気を抜かないように神経を集中させるのがコツです。
ゴンゴンとか、ゴッとあたりを感じたら、即大きく合わせを入れてフッキングしましょう。マナティは特に臭いとか味は付いていないワームなので、すぐに合わせないと吐き出されてしまいます。
微妙なアタリをかけていくため、タックルもアタリを取りやすいPEラインの0.8から1.2号を巻いていくとバラシを少なくすることができます。
カサゴ交じりで30センチクラスのキジハタを爆釣なんてことも。広く攻められる分、エサ釣りよりも効率がよく、根に潜んでいるキジハタをガンガン引っ張り出すことができるのがルアー釣りの魅力です。
思ったよりも手軽に始められるため、今までエサ釣りしかしなかったという人も、キジハタ狙いならぜひルアー釣りにも挑戦してほしいです。
カサゴも入れ食いで根魚全般で使える
キジハタに限らず、カサゴ(ガシラ)もマナティーでガンガン食ってきました。キジハタに比べると若干食いつきは悪く、カサゴ専門で狙うならクロー系(エビ)のワームを使った方がいいと思います。
マナティーは初心者でもアクションが分かりやすく、簡単にキジハタが釣れるおすすめのワームです。ただ欠点は釣具屋さんに売っていないことも多くメジャーではありません。
アマゾンなどで買えるので私はまとめて買っていますが、よく品切れになるのでなかなか小型のサイズが売っていないのが悩みどころ。釣具屋で買うよりも割引されてることが多いので、見つけたらラッキーくらいで小まめにチェックしてそろえていくのがいいかと思います。