三重県の海上釣り堀「傳八屋」でんぱちやの詳細と釣果

三重県南伊勢町にある海の釣り堀「傳八屋」でんぱちやへ行ってきました。優秀な漁場である五ケ所湾に数多くある釣り堀施設の一つですが、高速からのアクセスも良くて遠方からでも行きやすいです。

ここでは「傳八屋」でんぱちやが初めての人向けに、着いてからの準備手続きから、釣りをして帰ってくるまでの流れについて詳しく紹介していきます。

着いてからの流れ~傳八屋初めての人向け

「傳八屋」でんぱちやは人気釣り堀であるため、公式サイトから電話にて予約を入れておきます。キャパが大きい釣り堀なので、よほど団体とかで埋まっていなければ入れる印象。駐車場も広いので着いてからゆったりできます。「傳八屋」でんぱちや公式サイト

1.朝は6時受付開始して準備を進める

朝は6時から受付開始となり事務所が開きます。休憩室や仮眠室もあるので、長距離の運転で疲れたときはここで休んで釣りの体力を整えておくといいでしょう。ここまで施設が充実した釣り堀は珍しくて助かりますね。

受付で料金を支払いと乗船名簿記入

受付で料金を支払うとともに、乗船名簿の記入をします。傳八屋は船でイケスに向かうタイプの釣り堀なので、乗船名簿を残さないといけません。普通に住所と名前連絡先を書くだけです。

ライフジャケットが必須なので、持っていない人はここで借ります。

時期によっては「活きアジ」「活きイワシ」を売っており、受付時に注文しておきます。ここしか買うタイミングありませんので、青物を釣りたい場合は忘れないように申請しておきましょう。

2.スカリを借りて大きな道具は軽トラに積む

受付が終わったら出発の準備。自分で使う用のスカリを忘れないように借りておきます。スカリとタックルケース、釣り竿、小型クーラーなど手持ち品を軽トラへ乗せれば運んでくれます。

魚を入れる大型クーラーは持ってく必要ありません。釣りが終わったら魚はここまでもってきてくれるので、イケスに持っていく道具だけ用意しておきます。

3.徒歩3分ほどで着く漁港に向かって乗船

道具の積み込みが終わったら、自分は徒歩で漁港へ向かいます。歩いてすぐなので迷う心配はなし。漁港で下ろされた自分の道具を持ったら、傳八屋の船があるところまで移動します。

名前が呼ばれた順に乗船して、それぞれのイケスに向かって出船します。私は船酔いがひどくて長時間の船が苦手なのですが、10分ほどでイケスに着くし、静かな湾内なので船酔いの心配はありませんでした。

4.イケスに着いたら抽選して釣り座を決める

イケスに着いたら、荷物をもって慎重に船から移ります。イケスの抽選をしたら釣り座を決めて釣りスタート!ここからは普通の釣り堀と同じ。

釣り座は基本どこでもいいのですが、湾内とはいえ海上で風が強いことが多いです。当日の風向きなどを見て、釣りやすい場所に陣取るのがいいと思います。

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傳八屋のイケスで釣りまくるために

いざ傳八屋の釣りイケスに着いたら各々釣り開始。

とりあえずマダイを狙ってお土産確保といきたいところですが、近況の釣果を聞いて青物が溜まっているようならばいきなり青から狙うのもいいと思います。

事務所で注文した活きアジなどは、少し後に届けてくれます。

タナ調整:イケスの水深は中央8メートルほど

傳八屋のイケスのタナは、中央部が8メートルほど。イケスの角は6メートルほどですが、潮の影響で大きくゆがんでいる時もあるので角地を狙うときは根がかりに注意

なるべく中央付近を狙うようにして、5メートルから8メートルほどの間のタナを狙っていきます。

エサ選び:傳八屋で使われてる釣りエサ

ここで実績の高いエサは、

  • マダイスペシャル(赤)・・・マダイ・イサキ
  • マダイイエロー・・・マダイ・シマアジ・ワラサ
  • 生ミック・・・マダイ・小物全般
  • シラサエビ・・・マダイ・青物・シマアジ
  • 冷凍キビナゴ、イワシ・・・大ダイ・カンパチ
  • 活きアジ・活きイワシ・・・青物・ヒラメ・ハタ

色々な釣り人のエサを見ていると、これらを使い分けている人が多いですね。

シラサエビを持ってきている人が多くて実績がそれなりにある模様。活きアジ・イワシは青物以外に、ヒラメやハタが食うことがあるので、売っていればぜひ使いたいエサとなります。

放流は9時ごろと11時ごろの2回

放流は2回あります。

  • 8時ごろ・・・マダイやシマアジなどの小物
  • 10時ごろ・・・青物中心

放流直後は活性が上がって本当によく釣れるので、このタイミングは気を抜かないように。放流のための船が来たら、仕掛けをチェックして新しいエサに変えてしっかり狙いに行きましょう。

活きアジでカンパチをゲット

アジの泳がせ釣りで豪快にウキが消し込む。上がってきたのはカンパチ。丸々と太っていて非常にうまそう。カンパチはキビナゴなどのエサでも食いが良いです。

活きイワシでワラサをゲット

同じく釣り堀の定番青物ワラサ。もうちょっとでブリと呼べるサイズかなという感じですが、十分すぎるほど強烈なファイトを楽しませてくれました。こいつは放流直後にアジを投入したらすぐに食いついてきてくれたお利口さんです。

マダイは大ダイと小ダイが混じる

定番のマダイ。50センチ超えるであろうという大ダイと、30センチほどの小ダイがそれぞれ釣れます。大ダイは刺身やタイしゃぶ、小ダイは尾頭付きで塩焼きがうまいですね。

小物も多く釣り魚種が多いのも傳八屋の魅力

小物が多く放流されているのも「傳八屋」の面白いところ。イサキやソイ、ハタ、ヒラメと豊富な魚種が放流されています。季節ごとに変わりますが、こうした魚は地合い以外にも食ってくることがあるので飽きない釣りを楽しめます。

意外なエサでも釣れる「シマアジ」

シマアジも多数放流されていて、春先から活性が上がって数釣れる!しかもビッグサイズの通称「キングシマアジ」も入っており、その強烈な引きは青物がかかったと間違うほど。

ここに限った話ではないですが、釣ったシマアジはカツオの切り身に食ってきました。一般にシマアジを狙う時には使わないエサですが、連続ヒットしてきました。エサは何に食いが立つか分からないので、複数用意して色々試してみることをおすすめします。

イケスにはトイレもあり休憩できる場所もある

時間は13時30まで(早上がりで12時迎えもあり)

傳八屋の釣り時間は、13時30まで。時間になると迎えの船が来ますので、道具を片付けて撤収します。

12時ごろに早上がりもできるので、十分釣ったという人は早めに帰ることも可能。意外と早く帰る人が多くて、残って釣る人は場所が広く釣りやすくもなります。

漁港で締めてもらいスカリを軽トラへ乗せる

漁港に着いたら船着き場で魚を締めてくれます。血を洗い流したら再び軽トラへスカリごと積んでおけば事務所前まで運んでいってくれます。

事務所で魚をクーラーへ詰めて、必要であれば氷を買って解散。巨大すぎるブリが釣れた時などには発泡スチロールのクーラーも売っているので安心です。

当日の釣果は11枚釣ってまずまず…精進あるのみ

今回はまだ寒風厳しい冬の釣行でしたが、活性はまずまずで数釣りが楽しめました。

マダイ3、イサキ3、クロソイ4、カンパチ1と、なんとか「つ抜け」を達成。超でかいブリがたくさん泳いでたのに、食わせられなかったのは痛恨の極みでした。

傳八屋は釣りもの多数で1日飽きないのはいいですね。マダイや青の活性が落ちても、ネット際でソイを狙ったり底物を釣るなど楽しみがあります。

色々な魚を釣ってみたいという人は、傳八屋に足を運んでみてはいかがでしょうか。

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