磯の王者とも呼ばれる石鯛の幼魚、それがサンバソウ。縦じまの白黒がトレードマークの魚体は一目見ればわかるもので、30センチを超える成魚になるまではサンバソウの名で呼ばれる。
堤防から釣れるサイズは15から30センチ位までがほとんどで、幼魚は群れを成して堤防付近で成長しながら大きくなるにつれて磯へ向かう。小型であればサビキ釣りでも掛かってくるが、全身筋肉質の魚体から放たれるパワーは小さくてもホント侮れない引き。どんな大型がかかったかと思えば、15センチ程度のサンバソウが上がってきて度肝を抜かれることもある。
南洋の魚のイメージがするが、サンバソウであれば日本海側や東北沿岸でも回遊している。全国的に分布している魚でもあるのが堤防釣りで狙う理由の一つでもある。
サンバソウが釣れる時期
サンバソウを狙って釣るなら、釣り期は4月ごろから10月ごろの暖かい時期。夏場は10センチ程度の稚魚がサビキ釣りのコマセに群がってくる光景が見えたりする。
少しでも大型を狙うには9月10月頃に、潮通しの良い堤防先端付近やテトラ帯などでフカセ釣りで狙っていく。
日が落ちてくると途端に食いが悪く成る傾向にあるので、朝まずめから夕方のまだ太陽が沈んでいない程度の時間までが勝負となる。
サンバソウを釣る仕掛けとエサは何がいい?
まずはサンバソウを釣るエサだが、成魚のようにウニやサザエなどを使う必要はなく、「オキアミ・カメジャコ・シラサエビ」などのエビエサが有効であることが多い。15センチ程度の小型であれば青イソメでも釣れたり、サンマの切り身など魚の切り身エサも貪欲に食ってくる。
サンバソウを釣るときの仕掛けは、撒き餌を使ってのフカセ釣りで狙うのが良い。撒き餌に釣られて上層まで浮いてくるので、グレを釣るときの外道として釣れることが多いからである。
サンバソウが群れているのが確認できるなら、グレが食べづらい大きめのエビエサや魚の切り身などをサシエサにして狙ってみるといい。
堤防から五目釣り目的で狙うのであれば、仕掛けはできるだけシンプルなものがいい。サンバソウはハリにかかると、縦横無尽に円を描くように暴れるので仕掛け絡みしにくいものが理想。シンプルに錘とハリスだけのような根魚狙い脈釣り仕掛けを使っていくのが効率が良い。脈釣りでシンプルに狙う場合には、クロダイ釣りで使う「カニ」も有効なエサになる。
以下はシンプルに使える仕掛け。クリックで拡大できます。
どちらも狙うタナは海底からやや浮かすイメージでべったり底には着けないほうがアタリが多い。
群れが入ってくれば数釣りも狙えるので、手返しよく攻めて釣っていくのがポイントになる。日中サンバソウが回遊してくるのが見えたら、小型ながら強力な引きを楽しめる可能性があるので仕掛けとエサを工夫して狙ってみると面白い釣りになる。