ゴンズイが釣れたら適切に処理!刺されたときの対処法

ゴンズイの群れ

堤防釣りで釣れる危険な魚である、ゴンズイ。8本のヒゲがチャーミングで、黒白の縞々のナマズのような体系をしているが、背ビレと胸ヒレに毒腺がある毒針を持つ

夜に活発に行動するため、夏の夜釣りでガンガンかかってくる夜釣りの外道の常連者。青イソメなどの虫エサのほか、オキアミエサで探り釣りしたり投げ釣りの仕掛けでよく釣れてしまう。写真のような「ゴンズイ玉」と呼ばれる群れを作るのが特徴で、釣れ出すと連続ヒットし始めるので始末に負えない。

よく間違われるのが「アイナメ」や「ギンポ」と間違いやすく、うっかり掴んだらゴンズイだったというケースがある。夜釣りではどんな魚が釣れたのか、じっくりとライトで確認してから処理していくようにしたい。

ゴンズイに刺されたらどう対処するか

ゴンズイはハオコゼと同じようにタンパク性の毒を持っているため、刺された部位を火傷しない程度(50℃くらい)にお湯などで温めるのが現場での第一処理となる。熱で毒性が和らいで拡散を防ぎ、痛みが軽減されるのでまずはお湯を確保したい。お茶などで代用してもいいし、自販機のホットドリンクを買って缶のまま幹部に当てておいてもよい。

命に関わる毒でないのが救いだが、数時間から1日痛む。さらにゴンズイで気を付けなければいけないのが、毒針が鋭く非常に長いということ。グッサリ刺さってしまった場合、傷口が化膿しやすくなり完治までに数週間要することもある。実際私の友人が深くさされてしまい、約2か月も苦しんでいた・・・。

特に背びれの針が長く硬いので危険!下手したら靴底も貫通させるくらい余裕なので、足で踏んだりしないようにハリスごと切ってお帰りいただくのが最善の処置。

毒はゴンズイ自体が死んでも残っているので、堤防上に放置したりするのも厳禁!子供が触ったりすると危険極まりないし、うっかり腰かけたり手をついたときにこいつが捨てられていたら・・・想像もしたくない結果が待っている。

ゴンズイは美味しく食べることも可能

ゴンズイイラスト

実はゴンズイは食べてはおいしい魚であるということで、好んで持ち帰る猛者もいるから困ったもの。私もみそ汁の具にして食べたことがあるが非常に美味。大きめのキッチンばさみを釣り場へ持って行き、釣れたらすぐに毒針のあるヒレをすべて切断して持ち帰るようにするといい。

ただし慣れないうちや初心者には決しておすすめできない。数ある魚の扱いに慣れ、ゴンズイが可愛く見えるくらいになってきたら挑戦してもらうといいです。

堤防釣りで釣れる毒のある魚は一通りチェックしましょう

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