塩本むし「塩漬けされた本虫・岩虫」って魚がまともに釣れるのか検証

塩漬け本虫

堤防釣りの万能虫えさである、本虫(岩虫・マムシ)を通販で購入という記事を書きましたが、その中で紹介し切れなかった「塩むし」についてまとめていきます。

塩むしとは、塩漬けにされた本虫やイソメ類のことで、フィッシングショップティーポートさんで販売されている釣りエサです。

基本的に虫えさは「生きているものを使う」のが大前提。死んだ虫えさで魚が食ってくるイメージがいまいちつかめなかったので、一度この塩むしを通販で取り寄せてホームへ釣りにいくことにしました。

塩虫っていったいどんなもの??

まず塩むしにはいくつか種類があり、したの写真が「本虫」を塩漬けにしたもの

本虫塩漬け

他にも、コガネと呼ばれるアオアオイソメよりもやや大型の虫エサを塩漬けにしてしまったものも売っています。

赤こがね塩漬け

本虫と違って色が青くなっていますね。エサ自体の太さも細くなっており、太い針にさすときには身崩れしやすいので注意です。

どちらも尋常じゃない量の「塩」にパックされて送られてきますが、塩漬けになっているためか思いのほかニオイは臭くない。うねうね動いたり噛み付かれたりしないので、活きエサが苦手な人でも使えるのが塩漬け虫の良いところでしょう。

このまま冷蔵庫で保存しておけば、半年間もつということ。これなら活きエサを買うときにまとめて買って1個辺りの送料を浮かすことができます。

で、塩漬け本虫釣れるのか?

塩むしの使い方そのものは生きてる本虫と全く同じ。針につけて海へ放り込むだけ・・・です。

タケノコメバル

今回は夜釣りでしたが、そこそこ良い型のタケノコメバルが食いついてきた。タケノコメバルといえばルアーでも狙うように動くエサに敏感なイメージなのですが、意外にも塩漬け本虫を落とし込むだけで食ってきました

他にもカサゴ・ソイ・アイナメ・キジハタ・セイゴ・アイゴ・フカセの付けエサとしてチヌ・カワハギと実績ありで、堤防釣りの万能エサとしての性質はそのまま保っていると言えるでしょう。

そもそも本虫・岩虫などのいいところは、その独特な体液の持つニオイ成分が魚を寄せることにあります。塩漬けされてしまっていても、この塩むしは活きたエサを塩漬けにしているのでエキスはしっかりと凝縮されています。死にエサを再利用している商品ではないというところが評価できるポイントではないでしょうか。

エサ取りに強いというメリットもありますね。フグや小物が多い釣り場では、やわらかい活きエサではすぐにエサがかじりとられてしまいます。しかし塩漬け虫は塩で締められており堅いので、小物はあまり食ってきません。えさ取りにはめっぽう強いのです。オキアミで勝負できない夏場のフカセ釣りの付けエサとして使ってみたり、小物をかわして底にエサを届けたいときなどでも使えるエサです。

投げ釣りなどであまり動きがない釣り方ではやや厳しい面もあるかもしれません。やはり適度に動かしてエサをアピールしつつ、にじみ出るニオイで誘い食わせる。感覚としてはパワーイソメなどの人工イソメに似ていますね。

エサ釣り師としての評価で言えば、活きエサ>>塩漬け虫>>人工イソメというような位置づけの評価とします。ルアーの類は信用できん!というような人は塩むしをバッグに忍ばせておけば、いざエサが切れたときや、地合いが落ちついてちょっと違うアプローチしようと思ったときなどに重宝するのではないでしょうか。

私もこの塩漬け本虫は必ずといって良いほど毎回釣行に持って行きます。1パック¥540円とリーズナブルですので、まとめて買っておいてちょっとした機会に使ってみてはいかがでしょう。

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