本虫配合の練りエサ「鳳玉練磨」はキジハタも食ってくる万能エサだった

鳳玉練磨

釣れる釣り餌を求めて、釣り餌屋さんの冷凍庫を物色していたら、あまり見慣れないパッケージの練りエサが売られているのを発見しました。

真っ赤な目立つパッケージの「鳳玉練磨(ほうぎょくれんま)」というイカツイ名前の練りエサ。通常の練りエサと違い、本虫を配合しているという一風変わったコンセプトが斬新。

本虫と言えば1匹100円程度もする高級な虫エサであり、チヌやマダイをはじめアイナメ、キジハタ、スズキなどの大型魚が食ってくるエサとして評価が高いエサ。一発大物狙いとして夜釣りなどに持っていくことの多いエサでもあります。

この本虫を練りこんでいるということで、ぜひ使ってみようということで購入。さっそく実調してきたレポートをまとめてみます。

鳳玉練磨の使い方と使いどころ

鳳玉練磨の使い方

早速鳳玉練磨を取り出してみると、やや大きめの真っ赤な玉が入っています。

エサとしては硬くもなく柔らかすぎず調度良い硬さです。中央部分が少しくぼんでいるので、ここから針を刺していくと型崩れせずになじんでくれますね。

臭いは本虫を使用というだけあって非常に臭い!オキアミとはまた違った臭いであり、服などに着けないように注意したいです。この強力な臭いこそ、魚をおびき寄せて食わせる要でもありますから、多少は目をつぶって使っていきましょう。

使いどころとしては、海上釣り堀などでマダイ、大型根魚狙いというのが使いやすいでしょう。釣り堀用の練りエサは他にも売られており、うまく差別化できるのでローテーションに組み入れられます。

エサ取りが多い夏のフカセ釣りでも使えるエサで、チヌ釣りのエサとして期待できます。チヌは練りエサでも十分に釣れることから、オキアミではすぐにエサを取られる場合や、小アジの大群が寄ってしまった場合などに有効です。

生き餌ではないため、堤防際でのミャク釣りや投げ釣りでは少々厳しいかも。ただし臭いが強烈なので、夜に浅場によってくるチヌやマダイなどを狙ってみても面白いです。

鳳玉練磨で実際に何が食ってくる?

さて、最も気になるのが鳳玉練磨で何が釣れるのか?というところ。

今回はウキフカセ釣りでの実釣ですが、期待に応じて思いもよらぬ魚が食いついてきました。

gurehata

一番に食ってきたのが高級魚キジハタ(アコウ)。棚を一気に深く海底まで沈めたところで、ガッツリと鳳玉練磨を呑み込んでかかってきました。

キジハタが練りエサで釣れるとは思いもしなかったのですが、本虫はキジハタもよく釣れることから偶然食いついたというわけでは無さそうです。写真では1尾のみですが、小型の20センチサイズを2尾追加しており、キジハタ狙いのエサとして隠れたパワーを発揮してくれそうです。

30センチオーバーのグレも鳳玉練磨をガッツリと食い込んできました。今回はチヌの顔を拝めませんでしたが、チヌの好物でもありフカセ釣りでは力を発揮してくれそう。

今回は外道扱いでしたが、カサゴ、ベラの食いはすこぶる良いです。エサのローテーションとして、生き餌と交互に使っていくと長く釣りを楽しめるでしょう。

練りエサとしてはエサ取りには弱め

臭いが強いだけに、フグやベラといったエサ取りには弱いですね。きれいに歯形を付けてかじらてしまいます。

エサ取り対策として使う場合は、アジサバの大群をかわす場合や、2つ程度練りこんで使ってエサを持たせるなどの工夫が必要です。

夏の夜釣りなどで威力を発揮しそう

今回は日が昇ってエサ取りが活性化すると、すぐにエサを取られてしまう使えないエサになってしまいました。

臭いで寄せるエサとして、夜釣りで使っていくのがいいですね。魚も寄ってくるし、キジハタなど夜行性の魚との相性も良いため、思わぬ大物が食いつく可能性が十分にあるエサです。

練りエサとしては久々にいい思いができたエサであり、今後も釣行にはぜひ持っていきたい餌の一つになりました。

メーカーはヒロキューから出ており、釣り具用品チェーン店でも売られています。通販でも売ってはいますが、冷凍品であるため送料が高くつく場合もあるでしょう。見つけたら2、3袋まとめ買いしてストックしておくのがいいと思います。

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