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カサゴを釣るためのエサ選び。海釣りの中でも重要とされるカサゴを釣るために最適なエサというのを検証していきます。
ここでは私がカサゴを釣るために生きたエサから人工エサや死んだエサまで様々な素材を使って検証したことをまとめています。
全てのケースにこれが当てはまるとは限りませんが、カサゴ釣りのエサ選びのヒントとなってくれれば幸いです。
カサゴ釣りのエサで実績が高いもの
カサゴ釣るなら基本は生きたエサで狙う
カサゴはニオイよりも動きに反応するため生きたエサが一番。普通に釣りエサ屋で買えるエサであればほぼなんでも食ってくるくらい貪欲。
普段使うのは虫えさの「アオイソメ」で十分、コストも安くて冷水にも強く真冬でも使える万能エサ。コストも安いし、年中使えるのでカサゴ釣りのみならず使える。
トコトン食いを重視するなら「岩虫・本虫・ストロー虫」がいい。岩虫・本虫は臭いもすごいので、カサゴの嗅覚を刺激する効果もあると考えられる。
デメリットは価格が高く、1匹100円ほどもすること。タイなどを狙うときに外道でカサゴが食ってくると悔しくなるのが難点。それくらいカサゴは良く食ってくる。
次がエビ。エビはシラサエビ(モエビ)といわれる事が多いが、主に淡水のエビであるため長持ちはしない。エビを生かすブクブクバケツが必要で機動力が落ちるので、メバル釣りのついでに狙うといった考えでいいと思う。
大きめのエビの仲間で「スナモグリ(ボケ)」や「カメジャコ」も効果的。こちらは単価が高いんでもったいないが、20センチ超える中型以上が食ってくる確率が高い。アイナメやクロダイ釣りの外道としてかかってくる事が多いので、あれば狙ってみる。
堤防や磯なら小さな蟹をエサにする
意外なのがカニ。堤防・磯場にウロウロしている小型の蟹を現地調達する。堤防の隙間とかに潜んでいる小さなカニが捕まえられればえさとして使うには最適。
お腹の真ん中に針を引っ掛けるようにするだけでいいが、クロダイ狙いと違って針先を出しておかないとすっぽ抜ける。エサが尽きたときに使ってみると面白い。
オキアミなど死んだエサでも釣果に差は無い
カサゴ釣りで効果が高いのは、オキアミ。冷凍パックで大きさが選別されたものが売られているのでMサイズかLサイズを使う。オキアミはカサゴの特攻エサとも言える存在で、これ1パックあるだけで楽しめる釣りができる。活きエサが苦手な人や手軽にいきたい人にはおすすめのエサとなる。
カサゴ釣りで経済的に手に入るエサとしては「サンマなど青魚の切り身」もある。これはエサ屋さんでも手に入るが、スーパーで安売りしているのをぶつ切りにして使うと経済的。個人的には汁がたくさん出るのであまり持っていかないが、身を大きく切れば小型のカサゴを排除して大型を狙うことができる。
最近はまったのが「冷凍のホタルイカ」ホタルイカは臭いも強いが大きさが手頃で冷凍されたパックが手に入る。これをちょん掛けするだけでもカサゴには効果的なえさである事が判明した。死んだエサでも食ってくるカサゴならではだが、キジハタも食ってくるので季節問わず持って行っている。1パック300円くらいなので一度使ってみることをおすすめするエサです。
人工エサでも釣れる!カサゴって実は鼻がいい?
カサゴ釣りをするうえで最も意外だったのが、人工のエサでも釣れてしまうということだった。
人工のエサとは「魚玉」とか「ネリックスオキアミ」に代表される釣り堀や鯛釣り用の練りエサのこと。まさかこんな団子に食いついてくるとは思いもしなかったが釣れます。
練りエサをカサゴ釣りで使うのであればオキアミが練りこまれたものがベスト。カサゴは意外にもニオイに敏感なのか、エサを落としてしばらくしてから食いついてくることが多い。
カサゴは動きに敏感でルアー釣りでもよく釣れることから、視覚によるエサの認識をしていると思いきや、ニオイや味もしっかり識別していることが分かります。
※チヌ釣りで使う「サナギ(蚕のサナギ)」にもカサゴが食いついてくる。しかもガッツリ飲み込んでいることもあり、動き以外の要素でもしっかりエサを判別しているのが分かる。
このタイプの利点は冷凍庫で保存しておけるし、オキアミと違って小分けするのも簡単。1袋忍ばせておいて、釣りするときのエサのローテーションなどに使うと効果的ではないだろうか?
いろいろなエサで釣れるのがカサゴ釣りの面白さでもあり、釣り場によっても反応のいいエサとそうでないエサに分かれます。自分のホームで食いが良いエサを探してみると良いと思います。