ライトソルトタックルで春の五目釣り!堤防やテトラで根魚を釣る

季節も5月に近くなると、水温が一気に上がり始めて海の魚も一躍活気づいてきます。

小魚が堤防に集まりだし、それを狙って根魚やフィッシュイータも集まり、色々な魚が釣れるようになる時期。いよいよ釣りのシーズン本番といった感じです。

堤防釣りではエサ釣りをする人も多いですが、小型のソルトルアータックルを用意して、ジグヘッドとワームを持っていくだけで色々な魚釣りが楽しめるのが魅力。

私はもともとエサ釣り派でしたが、最近はルアー釣りも半々で楽しむようになり、軽装で手軽な釣りの醍醐味を味わっています。

今回は京都舞鶴の竜宮浜海水浴場近辺の堤防やテトラを、ライトソルトタックルで五目釣りに挑戦してきました。

手軽なライトソルトルアータックルの組み方と道具

用意するのは、小型のソルトルアーロッド。メバリング用、アジング用とありますが、専門性にこだわらなければメバリングロッドの汎用性が高いです。

ロッドを見て、ルアーの重さ1g~7g程度と書かれたものが応用性が効き扱いやすいです。選び方についてはこちらも参考。

バスロッドでも代用できますが、やや硬い上に短いので軽いルアーをうまく飛ばせられないこともあります。

リールは小型で、軽くて持ち重りしない2000番程のものを使います。高いリールだからと言って釣れるわけではないので、初めはエントリーモデルから使って、飲めりこむほど好きになったらお金をかけていけばいいと思います。

※私はコスパの良いダイワ月下美人シリーズを使っています。

T(チューブラー)トップとS(ソリッドティップ)の2種あります。それぞれのメバリングロッド穂先の違いについてはこちら。

使うラインは、トラブルの少ないナイロンラインでOK。こだわればフロロカーボンかPEラインがありますが、ここではまずは手軽に魚を釣るという体でナイロンを推奨しています。

道糸は無難に行くならナイロンの3lb(0.8号)~4lb(1号)のものを巻いておき、リーダー(ハリス)には根ズレに強いフロロカーボンハリス0.8号~1号程度を50㎝ほど使っていきます。

ライトソルトルアータックルでは、基本的にハリに重りの付いたジグヘッドにワームをセットして使います。

トラブルが少なく重さを変えることで、泳がす層を変えたり、風や潮の流れに対応することもできるのでおすすめ。

1.2g~3g程度のメバリング・アジング用ジグヘッドをいくつか用意しておくと、色々な状況に対応できます。

ワームは五目釣りでいろいろ釣るなら、バークレイのガルプ、パワーワームグラスミノーが鉄板です。数種類用意しておき、カラーや形状をローテーションするのがおすすめ。その時々の反応の良いワームが違うことがあります。

まずはキャスト!基本アクションはとても簡単で単純

ジグヘッドをキャストしたら、どうすれば魚を釣ることができるのか??

アクションは難しく考えがちですが非常に単純です。

基本は一定の速度でリールを巻くだけのスローリトリーブ。小型の2000番程度のリールなら、1秒に1巻きする位のゆっくりペース。

泳がす層を変える時は、竿を立てたり寝かすことでもワームの姿勢を変えられます。

スローリトリーブでは、一度泳がす層を決めたら、むやみに竿先を動かさないこと。ピシッと止めた状態でゆっくり巻くことが、自然な動きを演出します。まずは基本を覚えましょう。

巻くだけでは反応が悪い場合は、今度はフォールをさせていきます。

  • ラインを緩めてルアーを真下へ落とすフリーフォール
  • ラインを張ったままゆっくり落とすテンションフォール

この2つをうまく使い分けていくことで、弱った小魚がゆらゆら海底へ落ちていく様を演出できます。

カサゴなどの根魚はこのアクションに反応良いことも多く、落としては浮かせてを繰り返すと釣れる確率が上がります。

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五目釣り達成!意外な外道が竿を絞り込むのが面白い!

ここからは私が思うままに、五目釣りを達成するために半日竿を振り続けた釣果と解説をしていきたいと思います。

まず最も手軽に釣れるのは、根魚の代表であるカサゴ(ガシラ)

カサゴは居さえすれば、海底付近をゆっくり巻くだけで食いついてくる。

5月ごろになると小型サイズ(10から15センチ)のカサゴが堤防に集まり始め、穴釣りなどで狙っても数釣りができるようになります。

カサゴを釣るなら、2g以上の重めのジグヘッドをセットし、ワームをできるだけ海底に落とします。

海底付近をただゆっくり巻いてくるか、海底に落としては浮かし、落としては浮かしを繰り返すだけのアクション。

これでゴンゴンッと竿先を叩くようなアタリを伝えてきますので、即座にアワセて海底から引きはがします。一度離れてしまえ引きは強くないのですんなり上がってきます。

ビンビンと良い引きで上がってきたのがベラ

ベラは意外にワームでも釣れます。大型のベラの引きは結構楽しい

ベラもワームに果敢に食いついてきて、普段はエサ取りの一種なのですが、五目釣りで魚の引きを楽しむには楽しいです。

20センチ近いサイズともなると、ライトタックルをブン曲げて楽しませてくれます。

意外な外道!小型ながらヒラメが釣れることもよくある

ここでカサゴともベラとも違う強烈な食い込みのアタリ。期待で上がってきたのが、小型ながらヒラメでした。

場所によってはヒラメも釣れます。歯が鋭いので噛みつかれないように注意!

サイズは30センチ程度で、(ソゲ)とも呼ばれる子供ですが、このサイズであればライトタックルで食ってくる可能性があるのです。

海水浴場に隣接した堤防などではヒラメも居付いているため、時にこんな嬉しい思いができることがあるので気が抜けません。

当たりが落ち着いたので、ちょっと狙いどころを変えてテトラの隙間にジグヘッドを落としていきます。

たまにはテトラの穴にもワームを落とすと何かが釣れる

穴釣りの応用で、竿先を傷つけないように穴が大きめのテトラに落としていくと、一瞬でひったくっていったのはムラソイ!

カサゴに似ますが種類の違うムラソイ。穴釣りでよく釣れます

カサゴによく似ていますが、こげ茶色模様でヒレや頭の形も微妙に違う魚。

これで4種類達成で、後1匹何か違う種類の魚が釣れれば五目釣りになる!

と、ここでまだこの時期ならメバルが狙えると思い、ジグヘッドを1.5gの小型に変更。やや沖にキャストして表層付近をゆっくりと巻いてくると、岸際近くまで巻いたところで小型ながらメバルがヒットしてくれました。

釣るのが難しいメバルも、活性が高いと入れ食いになることもあります。表層から海底まで幅広く探るのがコツ

メバルは水温が上がる5月ごろには堤防から釣りにくくなりますが、20センチまでのサイズなら年中釣れる魚です。

なんとか危なげなくライトソルトルアータックルだけで五目釣り達成!

エサ釣りより荷物も軽く、釣り竿も短く軽いので移動も楽です。ゆっくりと腰を落ち着けて釣るエサ釣りも面白いですが、機動力を生かしたライトタックルで堤防の隅々まで攻め歩くのも面白い釣り。

基本アクションは同じで、ちょっと狙いどころを変えるだけで色々な魚の引きを楽しめます。ゴールデンウィークに暇ができたら、たまには気を抜いた釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

一応五目釣りってことで載せませんでしたが、番外として↓こやつも釣れました。

グーフー 説明不要…

そこに海があればどこにでもいる「フグ」です。ワームを食いちぎるし、ハリスがボロボロになるなど厄介な外道ですが、フグは筋肉質の魚体で引きだけは非常に強い!釣れたら釣れたで、小気味良い引きを楽しませてくれるので、そっとリリースしてあげましょう。

★今回のヒットルアー

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