堤防で釣り場選びのポイントとなる「魚がいる場所」を解説

堤防釣りといってもとても広い場所です。一見してもどこに魚がいるのか見当もつかないくらい。だからといってこの辺でいいかと適当に場所を決めるのではなく、魚が集まるポイントというものを見極めてつるだけで大きく釣果に差が出ることがあるのです。

海で釣りする場合には、7割は場所選びで決まります。魚がいる場所でなければ釣れませんし、川や池のように移動して攻められる場所は限られてしまうからです。

初めての堤防などで、どこで釣り始めればいいのか分からないという時の釣りのポイント選びについて考えてみました。

堤防ポイント

堤防をざっと見渡した時にポイントとなるのが図のような場所です。

いざ釣り場に着いて堤防を見渡した時に、いくつかポイントとなる場所があるのでその見極め方と理由を解説していきます。

堤防の先端・角地は基本!複雑な潮流がプランクトンを生む

堤防の先端部分はポイント選びの基本となる場所です。それだけに人気もあるので入るには苦労しますが、魚が集まる場所として有望です。

堤防の先端は潮の流れ・海流が複雑に絡み合う場所の為プランクトンが発生しやすい場所。それを求めて小魚が集まり、さらには魚を追って大型の回遊魚も接岸しやすい場所といえます。場所が確保できそうならまずは先端部分から攻めてみるのがいいでしょう。

になっている場合も理由は同じです。少しの角度でも潮の流れができる場所には魚が集まりやすく、狙ってみる価値のある場所です。

堤防の切れ目など変化のある場所を探せ

先端部分が空いていなかったら次に探すのは堤防の切れ目がある場所。

堤防は一気に長大なコンクリートで作るわけではなく、いくつかに分割されて開発されます。その切れ目継ぎ目となる場所は穴が開いていたり凹んでいて魚が住処としやすいのです。

波が入り込んでしぶきを上げているような場所も有望。エサとなる虫類や海藻も生えやすい場所であるので、思わぬ大物が潜んでいる可能性もある場所です。

浮き釣りなら藻場や船の通り道を狙う

浮きなどを使って釣る場合には海底に変化のある場所を探します。

一番に探すのは船の通り道となっている周辺。漁船が繰り返し通ることで海底がえぐれ、深くなっているのがポイントとなります。海底に変化があれば魚が身を寄せやすいので、船の航路を攻めてみます。

海藻が生えている場所や、堤防上から見て黒く海の色が違う場所もポイントです。海藻は根付くものが無ければ生えませんので、その海底には岩場があるということ。海藻そのものも魚が居つくにはいい場所ですが、岩場というのは狙い目です。

色が黒くなっている場所も海底に大きな岩場が存在するということ。岩場には虫や貝・甲殻類が生息し魚の絶好の餌場となります。

こうしたポイントは偏光グラスを使うと見分けやすくなりますので、釣りをするのであればぜひ持っておきたいアイテムです。

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テトラ帯は足場さえ良ければ狙い目

テトラポットが置かれている場所では、その隙間やテトラの切れ目も狙い目です。

テトラは海底の漁礁(人工的に作られる魚の住処)として沖に沈めれることもあるくらいで、魚の住処として最高の場所。海藻も生えやすく貝や蟹など魚のえさが豊富です。

カサゴやアイナメといった岩場を好む魚はテトラで釣るのが一番確率が高くなりますね。テトラの穴を狙って釣る穴釣りが面白いです。

その代わり足場が悪く、転倒すれば大けがをする危険な場所。ライフジャケットを始め、スパイクブーツなどの安全装備が必須となります。初心者はテトラには立ち入らず、足場の良いところから釣りをしていくことをおすすめします。

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以上が堤防で魚を釣る際に抑えておくべきポイントです。釣り場や釣る魚によってもポイントは変わってきますが、それは魚種別の狙い方で解説します。

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